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Re: ユリと枯葉 ( No.15 )
日時: 2015/09/15 16:39
名前: 山崎和奏 (ID: dYnSNeny)

授業が終わり、休み時間。
「レイスさん、行ってくるね」
小声でレイスさんにそう告げる。
「一応僕も行きます」
「わかった」
そして2人で職員室に。
「失礼しまーす…」
「失礼します」
入ると奥の方にアリクシス先生がプリントの採点をしていた。そこに近づき、話しかける。
「あの…アリクシス先生?」
私が話しかけると先生は椅子を回転させてこちらに向いた。
「なんだ?」
「日曜…何してましたか?」
「……は?なんで日曜なんだ?」
「あ、えっと…その…あの…」
理由なんて考えてないー…
私があたふたしているとレイスさんが
「ローズさんが学校の皆さんは休日なにしているのか調べてるそうです」
と冷静に言った。理由ぐらい考えとけよって思われてるね。うん。
「なんだよその調査…。んー………マンガ喫茶にずっといたな」
「マンガ喫茶…!?…まぁ、はい。ありがとうございました」
ぺこりとお辞儀をして職員室から出て行く。
「失礼しました」
レイスさんは私の後に無言で出てきた。
「ありがとうございます。確実な情報が手に入りました」
髪を弄りながらレイスさんは言った。
「あの…レイスさんって…何してる人……?」
「…探偵です」
「た、探偵…!?」