コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 僕と君との2年間。【第2章start!】 ( No.51 )
日時: 2015/11/08 04:14
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode



あの時の試合で怪我をしなかったら......。
俺はまだ今もずっと走り続けて試合に出れたんだろうか。

毎晩の消灯時間の時に真っ暗で何も見えない天井をボーっと見つめながらそんな事を考える。
怪我をした時、痛みで涙が出たのは勿論。

......だけど悔しさの方が何倍も大きくて、自分にも衝撃的な出来事だった。

でもそんな雰囲気が崩れるような小さい笑い声が聞こえる。
同じ病室の奴だ。

最初はもう只管絶望......絶望しか無かった俺は関わりなんて必要無いと思っていた。

しかし、話し掛けて来る向こうが一生懸命なのでついつられてしまった。

「お前ら煩い。静かにしろ。」

「だってまだ10時! 眠れないよ......」
再び未希と澪の笑い声が聞こえる。

「ていうか、私達よりも錬くんの方が煩いと思う。」
グサッと刺さる一言を澪が放つ。

「...いい加減にしようね、未希ちゃんと澪ちゃん。」
沸き出る怒りを静める為に声を荒げた。

「暗くて見えないけど多分錬くん無表情じゃ無いよね。澪ちゃん!」
慌てて静かになる2人。
可笑しいがそっちの方が助かる......というのが今の俺の素直な本音だ。


夜...。
入院し始めてからは就寝時間も早くなったなぁと感じる。

【続く】

23:00頃から寝て、全く眠れずに居ます(苦笑
今日はもうオールdayです...。

こんな未明の時間に小説更新も初で緊張しましたw

byてるてる522