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Ⅵ

「お早う未希ちゃん、気分はどうですか?」
この一言で......私が誇りを持っている仕事〝看護師〟という仕事がスタートする。

担当の入院患者の朝の健康チェックを済ませる。

「あのさー、優姫さんていつもお団子だよね!!」
大抵は髪を下ろして過ごしている少女...未希ちゃんはいつも興味を示す。

「まぁ髪は結んでおいた方が清潔...な感じがしますからね!」
笑顔で答える。

「それも良いけど、やっぱり下ろしたトコも見たいんだよね〜!」

「それじゃあそのうちね。」
密かな約束をする。


病院側、仕事場から見る私のイメージは『作法に煩い看護師』なんていうイメージかもしれないけど私も幼少期......特に未希ちゃん位の頃は毎日注意されたっけ。

今思えば笑い話だがその頃は家に変えるのが憂鬱だった。


でも社会に出てやっぱり感じる事は作法がしっかり出来るか出来ないかの違いでやり方や態度、感じ方が変わるという事。

入院している人に無理をさせるのは駄目だけど、少しずつ教えたりとか出来たら良いなぁ。

それが私の理想である......理想図。


ただ私はこの前に、鈴さんと一緒に主治医から未希ちゃんの容態を聞いた。

......本人には言えて居ない事なのだが。


でも今のこの状態を見てるとやっぱり言いだす気にはなれない。
自分の気持ちに腹が立つ。


この行動が本当に相手の為に出来て居る事なのか。
自問自答を繰り返す。

──Or such of thing it is really...───

【続く】

今回は看護師2人のうちの1人、有明優姫さんを主人公にしました!!
...今度はどうすっかな。(´・ω・｀)

byてるてる522