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Ⅶ

一度で良いからさ、思いっきり走って見たいんだよね。

......毎日、そう思って居たけど病院には私よりもずっと深刻な病気を持つ人も居るみたいです。

「それくらいさー、1人で出来るじゃん?」
片眉を上げて相手にそう言う。　これでまた1人自分から離れる人が増えたんだろうなと思って居た。

でもその子は......
「澪ちゃんには出来ても私には無理なんだよなぁ...」
なんて言って来た。

思わず拍子抜けした声が自分の口から出たのを今でも覚えて居る。


「いやでもさー、ホント澪ちゃんのたまに出る本性にはいつもドキッとさせられてるよ〜」

呆気らかんと言うその少女こそが今の私の中で1番心を許して居る人。


両親の変わりに育ててくれた親戚よりもずっと一緒の時間は短いのにそんな事は全然感じさせない......

いつも笑顔の少女に私もつられて笑顔にな......りそうになる。


今日も明日も、此れからも一緒で居たいけど、いつかは退院して元気に歩きたいという密かな夢を心の片隅に置いて...。


【続く】

ちほが応募してくれた澪ちゃんの御話です!!
どーでしょーか!?(オイ

キャラ崩壊してなければいいんだけどなぁ。ｗ

澪ちゃんお気に入りなのでとても好きです♪

次は誰を主人公にしよう...( ..)φ

byてるてる522