コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 僕と君との2年間。【第3章start(*^^)v】 ( No.73 )
日時: 2015/11/26 17:15
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode

〜1頁〜

学校が楽しいと感じられる事は...日々の中でもかなり大きい存在だと俺は思って居る。
晃にそれを真面目に話したらかなり笑われたけど、笑えるくらいならきっと晃は楽しいんだろうな...と感じて、何処か羨ましかった。
羨む自分が居た。

「でも進も楽しいんだろ?」
素朴な疑問に、俺は少しばかり考え込む。

「うん? どしたの?」
話に入って来たのは、〝鶴谷茜〟だった...
噂によれば、凄くお金持ちで何処の誰かが鶴谷の家に行ったら豪邸だったと騒いで居た気がする。

やっぱり普通の庶民とは違う何かしらの風格が有る気がした。


ただ気になるのは前に...
「いやでも俺さ、正直な所だけどあんまり鶴谷好きじゃないんだよね。」
なんて言った居た事だ。

「結構性格キツイじゃん...? 怒らせたら怖いしさ。」

その頃はあまり...全く関わりの無い相手だったので適当に流して居たのだが、数日後に鶴谷がクラスの奴と言い合って居た所を見てしまい、何となくの恐怖を覚えた。

でも実際に話す所ではそこまでは気に障らない程度だった。


「結構人によって態度も変わるのかも...」
晃の言葉も聞こえたが俺が気に留める事は無かった。

【続く】

最初の、登場人物の所に、ずっと鶴谷ちゃんの名前が載って居ていつか出そうと思って居たのですが、そのいつかが今日だとは(笑)

ちょくちょく出て来るお嬢様なので、頭の片隅にでも置いておいて頂ければ...と思いますw

byてるてる522

Re: 僕と君との2年間。【第3章start(*^^)v】 ( No.74 )
日時: 2015/11/28 15:54
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode

〜2頁〜

晃の勘はハズレ無い。
異常と言って良いほど当たる......それは良い意味でも、悪い意味でも。

「多分だけど茜って御前の事好きそうだよな。」
何故晃がそんな事を言い出したのか、そもそも〝鶴谷〟から〝茜〟へと呼び方を変える必要は有ったのかと問い質したい思いで一杯だったが、それはどういう意味で捉えれば良いのかと悩まされた。

それまで意識しなかった鶴谷を一気にその一言で意識させられた...とでも言うか。

「そんな事無いと思う」
とも...
「マジでかよっしゃー」
とも言えない状況(?)

「まぁ俺の勘はハズレ無いからな!」
ドヤ顔で言う晃。

色んな感情が俺を動揺させて問い質す。


ハッキリしない部分へのモヤモヤ感......
そしてチラつく未希の顔。


もうどうしようと1人考える俺の姿はどう映って居るのだろうか。

【続く】

コメント待ってます(

byてるてる522

Re: 僕と君との2年間。【第3章start(*^^)v】 ( No.75 )
日時: 2015/11/30 16:38
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode

〜3頁〜

周りの視線、飛び交う声だけが嫌でも耳に入って来る......強く目を閉じて、耳を塞ぎたくなる。

もう毎日が嫌で堪らなくて......

家にも学校にも頼れる人が居なくて。


ただ少しずつ周りの環境が変わったのは、そう感じたのは多分私だけじゃ無い筈。
クラス替えで、まだ自分の事も相手の事も知らない時が切っ掛け。重要。

私は少しずつ自分の事、相手の事を知って......知って貰ってを繰り返した。

いつの間にか、毎日学校で話す人も笑い合える人も見つかって居た。

自分の傲慢さを受け入れてくれる人が居た気がした。


でもそれと同時に、失いたくない物も沢山生まれた......

【続く】

短くてスミマセン<(_ _)>

少し茜sideを書かさせて頂きました( ..)φ

byてるてる522

Re: 僕と君との2年間。【第3章start(*^^)v】 ( No.76 )
日時: 2015/12/01 16:39
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode

〜4頁〜

「御帰りなさいませ......」
家に帰ると親では無く身の回りの世話をやってくれる御手伝いさんが決まって声を掛ける。

正直両親なんてもう何年前に見たんだろうという感じだし、今更なんだ...という気持ちである。

寂しく両親の事を考えるなら、学校の事を考えていた方がずっと......楽だし楽しい。


携帯の画面に触れて、クラスの友達とのメールをやり取りする。

すると気が付けば時間が経って居て、食事の時間だと告げられる。


食事時間は嫌い。


食べるのが嫌だとかそういう理由じゃ無くて、ただただ単に1人で取る食事が嫌なのだ。

美味しいし、こんなに豪華な物を食べれるなんて幸せ。
それ以上に自分は何を望んで居るのだろう......と思うけれど、やっぱり広いテーブルにたった1人というのは気が引ける。


美味しい食事も、サラッと食べてしまい1人の時間に浸り続けてしまった。

【続く】

byてるてる522