コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕と君との2年間。【参照1000突破w】 ( No.78 )
- 日時: 2015/12/04 17:03
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode
〜5頁〜
───...恋心ってどういうものなの?... 私には理解出来ない。───
嘗て私はそう言った事が有ったようだ。
張本人の自分の頭にはそんな事一切記憶されて居ないというのは言うまでも無い事なのだが。
御手伝いの人に聞いて初めてその事を知ったのはつい最近の事。
私は家に両親が居ないからいつもの人に学校の事を話している...両親と居るよりもこの人と居た方が良い気がする。
小さい時からずっと身の回りの事をテキパキこなす印象が強い。
「確か、お嬢様が昔...6年前にも同じような事をおっしゃられてましたよ?」
笑顔の裏には嘘を付いているようには思え無くて...
......最も、その人が私に嘘をつく理由が見つからないというだけなのだ。
私は今、多分......恋をしているんじゃないかなと思う←
思って居るだけに過ぎないのだが。
...私は此れからどうしたいのだろう。
気持ちに迷いが有って、それが凄く自分でも嫌になる。
【続く】
byてるてる522
- Re: 僕と君との2年間。【参照1000突破。】 ( No.79 )
- 日時: 2015/12/06 16:07
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode
〜6頁〜
「お早う御座いますお嬢様...」
聞き慣れた声に毎朝起こされる。
鼻から吸う空気は何処か冷たくて、寝ぼけている心にも体にも澄み渡るようなそんな気がした。
鏡を覗くと自分の顔の目の下に隈が出来ていた。
「昨日も遅くまで考え込まれて居たのですか?」
朝御飯のトーストやスープをテーブルに置きながら御手伝いはそう言った。
「まぁね。一度気になると納得するまで眠れないのよ...」
少し寝癖の付いた髪を指に絡ませてクルクル回す。
いつもと何食わぬ日常。
「旦那様も一度気になるととことん突き止めるタイプでしたので、やはり似ている所が有るのかも知れませんね」
何処か深みのあるような......昔からの存在を感じるそんな笑顔だった。
穏やかな1日が始まろうとしていた。
【続く】
さっき1回書いたら全部消えてしまい、泣きそうになりましたw
byてるてる522