コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 金色の魔女とオオカミ ( No.7 )
- 日時: 2015/09/25 21:32
- 名前: ぱすてる∞ (ID: Q.pGZPl6)
ぽんたさん))ありがとうございます!続き気になるって言われちゃうとあんまりだらだらできないですねっ!がんばります(*´`*
羨ましいだなんてそんなそんな。((照)お互いがんばりましょうねー!
∞∞∞
#3 !!絶体絶命!!
う、わあああ。状況最悪だ、コレ。
どうしよう、の思考で頭がいっぱいになる。
チンピラもどうやらわたしに気づいたようで。
ただでさえこわい顔が怒りに染まり、一段とこわさをひきたてている。
それと同時にわたしの顔は青ざめて行きーー。
「てめぇは、前のーーあっ、待てっ!待てやぁっ!」
チンピラが何か言い出す前に、一目散に逃げた。
「うわあぁん、もーやだーっ!」
「ばかっ!シュガーのばかっ!いっつもこわい人には気を付けな、って言ってるじゃんかぁ…!」
「もー、うるさいっ!それに、ばかって言った方がばかなんだから!もう!ばかっ」
うるさい子猫をだまらせて、ただひたすらに走る走るーー。
足が痛くなって、酸素が行き渡らない頭はクラクラしてきて、全身がしびれたような感覚におちた。
「もー、限界!」
走っていた足を止め、膝に手をつき荒い息をはいた。
こんなに走ったのって何年ぶり?ってほど、ーー疲れた。
でも、チンピラたちの声はまだ遠くに聞こえるし、そして何よりーー。
「なんで、なんで行き止まりなのよっっ!!」
もう運命のいじの悪さに、届くことのない怒りをもつことしかできない。
「シュガー、後ろから来るよ」
チンピラたちの声もすぐそば。
「ねえ、ラユ!魔法であいつら倒しちゃってよ!!」
子猫にたよるなんて、馬鹿げてるけど、もう、これ以外に方法がないのだ。
自分の惨めさを自覚し、覚悟をきめてーー
「えぇ、面倒くさいし、正直やだなぁ」
「え、ええぇ!?」
予想外のラユの言葉。こいつはなんなんだ。
「でも、まぁ、大丈夫」
耳をびくぴくさせ、そう告げてくるラユ。何を根拠にそんなことをいっているのかは分からないけど、わたしの経験上、嘘はついていない。
「ラユを、信じる…!」
子猫を信じた、わたしの命運はーー