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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 金色の魔女とオオカミ ( No.30 )
- 日時: 2015/10/23 20:49
- 名前: ぱすてる∞ (ID: Q.pGZPl6)
▽▲ 愛を奏でる ▽▲
からんころん。
からんころん。
「……」
「ぅわああぁ…!!!ぎゃあぁん」
いくら玩具であやしても、背中をなでても泣き止んでくれない、わたしの愛しい娘。
天使はその小さい体を精一杯に震わし、声を大にして泣き叫ぶ。困った挙げ句、
「…らーららーららぁらー」
自分がよく知る歌を、口ずさんでみた。
天使は、その歌声に気づくと、ぴたり、と泣くのをやめた。
驚いた顔だ。つい先程まで流れていた涙やヨダレ、鼻水などが顔から落ちていく。
その顔がなんだか可笑しくて、つい笑ってしまった。
「らーららーらららーららーらー。ほーら、みてー、このー、せかーいをー。
あさひあびてー、ひかりかがやく、このーせかいをーー」
小さい声で、天使の耳元でささやくように歌う。
天使は笑い、私も笑った。
いつしか、笑い声は遠く彼方へ消え、あたりには静かな寝息がきこえていた。
そんな彼女に、愛の言葉を言いたくなって。
「愛してるわ、わたしの可愛い可愛いシュガー」
∞∞∞
特に深い意味はありません。笑
なんだか、無性にあたたかくてやさしい話が書きたくなって((
歌詞は、自分で考えましたので、実際にはない歌です。
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