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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 金色の魔女とオオカミ ( No.50 )
- 日時: 2015/11/16 21:24
- 名前: ぱすてる∞ (ID: Q.pGZPl6)
番外編 『 生きる』
わたしには、何の才能もない。
お勉強だってできないし、
運動も苦手だし、
魔法すらも使えなくて。
どうして皆、あんなに上手に『生きる』ができるのかなって、いつもいつも不思議だった。
「ーーわたしって」
「ーーあなたって」
「ーーシュガーって」
「ーーだれ?」
そんな暗くて悲しくて寂しくて辛くて寒くて死んじゃいそうなほどの孤独でできた場所で、
自分のことも分からなくって。
「ーーわたしって、生きてる?」
「ーーあなたって、死んでる?」
「ーーシュガーって……?」
「だぁれ」
不意に、闇のなかに一筋の光が差して、でてきたその人はこう言うの。
「ーーわたしは、生きてる」
「ーーあなたは、死んでなんかいない」
「ーーシュガーは、暖かい、人間の子供だよ」
暖かさ、を初めて知った。
生きる、が何なのかを、その意味を、教えて貰った。授かった。
わたしはその時、初めて『人間』になって、『暖かい』を知って『家族』をもらった。
だから、もう、俯かないよ。
◇◇◇
えっと。。。シリアスが書きたかったんです!!
興味があったら、『その人』は誰か考えてみて下さい!
答えは第二章の中ででてきます。ーー多分。
テストが近いのであまり来れなくなります。
すみません。
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