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- Re: 怨霊さんの世界征服。【リク・相談掲示板にていろいろ募集予定】 ( No.5 )
- 日時: 2015/11/27 19:18
- 名前: melody. (ID: dDPEYPay)
客室に連れてこられる。
「ここでは貴女方怨霊の未練、つまり復讐を手伝いたいと思いますの。」
開口一番に告げられた言葉に顔を歪める。
手伝う、ということはつまり事情を全て話さないといけなくなる。プライバシーの侵害だ。絶対に嫌だ。
私が表情を歪めたのに気づいたのか、リリィさんは安心させるように微笑む。
「そう嫌そうにしなさらないで?ちゃんと考えてあるのよ。」
するとガチャリと扉が開いた。
扉を開けたのはメイドさん。顔立ちは非常に整っており、リリィさんによく似た白い陶器のような肌だ。しかしリリィさんよりも人間らしく、健康的。
しかし注目すべきはその小柄で華奢な身体に合わない巨乳…!
「負けた…」
「? あ、リリィさん、お客様、お茶持ってきましっ、たぁ!?ぅ、わああ!」
ずうーん、と落ち込んでいると、何かがずるりとすべる音と共に、液体、もとい紅茶が降ってきた。
ばっしゃあああああん、ぱりいん、というほんの少し過剰表現したような音ともに私の意識は切り替わる。
***
「あの、本当にごめんなさいっ!」
「いや。別に大丈夫。」
紅茶を吹っかけられたメイドさん、一ノ瀬姫華さんは天性のドジっ子属性らしく、こういうことはよくあるらしい。
ペコペコと謝る一ノ瀬さんに少し腰が引けてしまう。
「姫華、霊様もよろしいと言っていますわ。さあ、お下がりになって。」
はいっ!という声と共に一ノ瀬さんはとことこと後ろに控える。今確実に転びそうになってたよね?
「あはは、姫華お姉ちゃんまあた転んでる!あ、霊さん、だっけえ?姫華お姉ちゃんは人間で、成人済みだよ!」
ミミの言葉にぎょっとする。
明らかに身長は150cm弱しかないし、顔だって若干童顔だ。
私の驚愕に気づいたのか、一ノ瀬さんはぷくりと頬を膨らませる。
「そうです!私21歳ですからね!」
非常に愛らしかった。