コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 俺の隣に神様が居るよな?【只今オリキャラ募集中!】 ( No.22 )
- 日時: 2016/01/17 07:30
- 名前: ビタミンB2 (ID: fOamwJT9)
第二話 地獄のお偉いさん
「暇だ〜暇だ〜! 何か無いのか葉月!」
「うるせぇよ……居候が……」
今日は日曜日。確かに暇だ。
中学校に上がってから、休日が穏やかに過ごせるようになった。
「何故だ? 忙しくなるのではないのか?」
「俺は天文部だからな。こういう系の部って暇だろ? 活動もおおかた夜だし。」
「……ほぉ……?」
分かったような、分かってないような顔をするカンナギ。
「ちなみに作者の中学には、文化部は吹奏楽部しかないんだってさ。」
さらに複雑な顔をされたので、話を打ち切る。
ぽかぽか暖かい午前十時。カンナギは、どこからか少年誌を見つけてきて読んでいた。
「……分かるのか?」
「なんとなくだけどな。これなんか面白い。『名探偵コナソ』」
「ああ、『コナソ』ね。」
既に読んだ内容だったので、俺は、終わっていない宿題に取りかかった。
(……藤原道長……って誰だ?)
真面目に考えている俺の左斜め後ろで、カンナギがうるさい。
「むむっ! やはりこいつが真犯人だったようじゃのう! 閻魔の勝ちじゃ、カンナギ!」
「くそ……こんな冴えないやつに負けるとは……」
「侮ったそちの負けじゃ〜」
……ん?
なんか会話に一人多いぞ?
俺は光速で振り返った。
ベッドの上には、カンナギと、知らない幼女が一緒に少年誌を覗いていた。
……いや誰だお前!
まるで小二と中二の兄妹である。(注:カンナギの見た目はあくまでも中学生 by葉月)
「ん? ああ、カンナギの言う英雄候補の葉月とはそちか。閻魔と申すものじゃ。よろしく頼むぞ。」
「し、失礼ですが……カンナギとどの様なご関係であらせられるんだ?」
「マブダチだ。」
「マブダチ!?」
こんなロリっ子がそうなのか。
でーん、と無い胸を反らした閻魔の瞳は、黒から、様々な色へと変わる。頭からずり落ちそうな大きな冠は、微妙なバランスを保っていた。
(威厳があまりないとことか、カンナギと似てるな……)