コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 美女4人怪盗団 ( No.19 )
- 日時: 2015/10/28 16:23
- 名前: キャッツアイ (ID: Z5cmkimI)
ラスベガスの町は、砂漠の中に突如現れた。人工的なおもちゃのようなお城やどでかいモニュメントが立ち並び、広い道路がビルを、縦、横とにくぎっている。
大きい看板大きい文字、道路に向けられた超大型テレビ、ミュージカルショーの看板。道路の真ん中のヤシの木、ビッグサイズのピンクのフラミンゴ。
ベガスのホテルで4人がはしゃいでいた。いや違った。はしゃいでうるさいのは華だけだ。華1人で、4人分のうるささを出している。ホテルの廊下に、特殊な構図の絵がたくさん飾ってあったのだ。
「みてみて。これ、トリックアートだよ、横顔か、正面か?だって。
ほら、よく見ると景色が大きな人の顔に見えるだまし絵って、有名だよね。
じゃあ、これどうだ?焦点を変えると、前を向いた顔にも、横顔にも見える!不思議!」
麗も興味深そうに絵を眺めた。
「ほんとだ。すごいね!華、こういうの好きね。」
「絵画って奥が深いのよ!!」
華は何やら紙とペンを取り出した。
「たとえばここにいちまいの紙がある。
ここにまず、一つ階段を書いてみる。途中まで書いたらそこで折り目を付ける。さらに、角度をきちんと計算してから、ちょっと歪んだ風に続きの階段をかく。
陰影を付けて、折り目で45度におると、なんとびっくり!!!階段が紙から飛び出して立体に見える!!!」
これには3人も素直に驚いた。
「す、すごい!!!
「なにこれすごい!!!
華は鼻高々であった。
「えへん。驚いたでしょ。これが、立体映像の基本なのよ。」
「おどろいたわよ。面白いね!!!なんだか、上を歩けそうな階段だもの。本物見たいでしょ。」麗が言った。
華はうれしがった「もっとほめてほめて。
「華って、こういう事だけは天才的に知識あるよね。まあ、
たいして役立たないし、一回見たらもう慣れちゃうような事だけど、誰よりも早く情報持ってくるもんね。てゆうか自分で思いついたのじゃなくて、いつも誰かのアイディアを盗んでくるって言うか…
「ちょっと待って、ストップストップもういいから。それほめてないから。
毒舌に走る麗を止めるが、華はそれでも得意げだ。
「じゃ、みんなでこれからちょっと休憩と自由タイムね。それぞれ好きなところにいってきなよ。その後夜は集合して散歩して食事ね。どこを歩いてもショーとかやってるよ!!」
Ok行こう行こう!!
4人は別行動、思い思いの観光を楽しむこととなった