コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: すれ違い☆コンプレックス ( No.32 )
- 日時: 2015/12/14 16:11
- 名前: 恋桜 ◆/gMR5eBC/k (ID: /6p31nq7)
第一話「トンデモ発言」前編
「ねえ夜那」
「なあに、心乃?」
「あの二人…。新居と神田、見える?」
「新居君と神田君?見えるけど」
「あの二人、仲よさそうじゃん?」
「うん、良さそうだね。っていうか、実際仲いいし」
「でしょ?だからさ」
「うん?」
「あの二人、くっつけたいよね」
「!?」
なんだか私の友人が、とんでもない発言をしてきました。
- Re: すれ違い☆コンプレックス ( No.33 )
- 日時: 2015/12/22 16:59
- 名前: 恋桜 ◆/gMR5eBC/k (ID: KZRMSYLd)
第一話「トンデモ発言」後編
「あの…心乃さん?それはどういう…」
「あっ、違うの!付き合わせたいとかじゃなくって!ね、信じて!」
「う、うん。そりゃあ…。親友がそんなこと思っているとは信じたくないし」
「あー、よかった。わかってたね。さすがわが親友、夜那!」
「そりゃどうも。で、付き合わせたいんじゃないなら、なんでそんな…くっつけたいなんて」
「うーん、なんていうかさ、すっごいいい感じでしょ?だから、周りの邪魔を入れたくないというか…」
「あー」
「わ、わかる!?」
「うん、わかんない」
「…だよね」
「まあ、つまりは、あのいい感じのムードを壊されたくないんでしょ」
「そう、その通り!で、ほら見て。今ほかのやつが来たでしょ。すると…。ほら!ムードが壊れるの!」
「わー、ほんとだ。いい感じのところが木っ端みじんに」
「そうおもうでしょ。だから、女子とか、彼女ができちゃいやなの!」
「え、独占欲?」
「んなわけない!」
「ごめん、冗談」
「んもーっ、夜那ったら」
「ごめんって」
「まあ、いいけどさ。だからね?このノートに、二人のいいムードを書こう!」
「…。え、ノート?」
「そう」
「邪魔な鳥どもを追い払うのではなく、ノートなの?」
「そうだよ。いい感じのところとか、邪魔する奴らとか、書くの」
「えー…」
「他の奴の好きな人もわかるかも「やるっ!やろう、ほら早く!」…」
「夜那…。好きな人詮索、好きだよね」
「好きな人詮索に、マイナスはない」
「あっそ。まあ、それも面白いからやるか」
「ね、ノートの名前、どうする」
「えっ、目立つからいいよ…そんなの」
「うーん、まあ、そうか。そうだね。心那のいうとおりだね」
「でしょ?」
こうして、二人だけの秘密のノートができた。
ちなみにそれは、心乃→あたし→心乃という順番で、交代制で書くことになった。
今日は心乃の番。あたしは明日。
書くことがないと困るから、ちゃーんと二人を見張らないと!