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Re: Lollipopーオリキャラ募集ー ( No.19 )
日時: 2015/11/27 20:42
名前: 夏目 織 ◆blHsRWSqAs (ID: 7I10YEue)
参照: ちほりん→とらじ、澪羽、*織*→夏目 織、リザ、桜里

第七話


「閖亜ー!おはよー!」
「おはよう……って日暮、朝からなんかテンション高いね」

朝。8時。学校の校門を潜ると同時に隣のクラスで結構仲がいい方の日暮が話し掛けてきた。

「えー?あたしはいつもこんなんだよー?」

……そうだった。忘れてた。
昨日……妃にしか会っていないからかな

「まぁいいや!一緒に教室行こっ!」

一緒に……って言ってもクラスは違うけどね。

私は強引に腕を引っ張られて昇降口に向かう石階段を上り始めた。

「其じゃあ今日は皆さんに新しいクラスメートを紹介します」

あー……金曜日そんなこと言ってたっけ

「夏木 千晴くん」

先生がそう言ったと同時に教室に入ってきた男の子。
何かくらーいオーラが漂っている

「……よろしくお願いします」

彼……えーっと千晴?だっけ?
まぁいいや……千晴はそれだけ言うと先生に案内された席に座った。



1時間目前の休み時間。案の定、千晴の席の回りには多くのクラスメートが居た。

色々質問したり、自分のことを紹介したり……普段も煩いけれどもっと教室は煩くなった。

そんな煩い教室で、唯一私の方にも聞こえたこの子の声。

「やっほぉー帆月 梨帆だよぉー!」

……優等生のぶりっ子。梨帆。

これには千晴もあきれると思いきや……

「へぇ……りほ、か……」

普通に話してる……以外とやるな……

……って、私何やってるんだろう。
いつの間に人間観察が趣味になった?

「閖亜ー!助けてー!」

……廊下から日暮が私の名前を叫んでた。
急いで日暮の元へ行くと、

「今日理科ある?あったら教科書貸して!」

……どうやら理科の教科書を忘れたみたい。

今日は確か……五時間目に理科があるから持ってるかな。

「持ってるよ。はい」

席に戻りスクールバッグの中から理科の教科書を取りだし日暮に渡す

「ありがとう!」

日暮はそう言うと、走って隣の教室に戻っていった。

……普通走るか?



まぁいいか。


チャイムも鳴ったので、私は席に戻り国語の用意をした。