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Re: 約束の剣〜デスゲーム〜 ( No.3 )
日時: 2015/11/23 15:49
名前: アウリン ◆gWIcbWj4io (ID: L3qeerbj)


第一章  イベント1は奇跡?


〜1〜

 うーん……何故私が今ここにいるのか、理解に苦しむ……。
 ここはゲームの世界ではないのか?

 そんな事を思って『城下町』に一人佇むのは、私こと桜。14歳。
 昨日頑張って手に入れたゲーム———まだ始めていないが———か?これは。
 なんとなく景色が表紙の絵と似ている気がする。
 もしこれが正しいのであればここは『城下町』だ。大体のゲームのお決まりのスタート地点。

 うん、それよりも前に、目の前にお城があるからね。
 すみません、大きな事を言っていましたが私はゲームに詳しくない。

 にしても、リアル〜。
 なんかほら、ゲームとかで立っている人いるじゃない?クエストとかをくれる人。スタッフっていうのかな……(解説・NPCの事です)。


[ピロン!]


「なによ」

 若干不機嫌です。


[チュートリアルを開始します]


「好きにしろ」

 私は思いっきり暴言を吐くが、きれいに無視された。さすが機械。


[ではまず、クエストボードに向かってください]


 なんとなくそれらしきものを見つけて近寄る。

「で?次は?」


[次に、好きなクエストを選択してください]


 はいはい……って、クエスト少なっ!一つしか無いじゃん。

「選択ってどうすればいいのよ?」

 と言いながらも、クエストボード———合ってるかなぁ?———から一枚しかなかった紙を外す。すると、その紙が光の粒子となって消えた。

「え!?ちょ、これどうなってるの!?」


[クエストを受託してください]


 目の前……もとい、空中にクエストの内容が現れる。
 科学の進歩かな〜。なんてのんきな事も考えていたのだが、そのうちにチュートリアルがピーピー騒ぎ出したため、右下の『受託』をタップする。


[次に、クエスト欄を開き、クエストの手順を確認します]


 左端に矢印が現れる。
 よく見るとそこに『クエスト』と書かれたタグがあった。
 そのタグを指でスライドさせる。はたから見るとおかしな行動だろうね。それとも他の人にもこのタグとやらは見えるのか。もちろん他人のタグだ。
 出てきた『クエスト』と言うパネルをタッチすると、先ほど受託したクエストが現れた。


[クエストを実行しましょう]


 言われたとおりに動く。
 今回のクエスト———と言っても一つしかなかったので必修クエストか?———の内容は『武器屋に行こう』である。

 ……何やら物騒だなー。もともとこれは戦闘あるけどね?っていうかそれが主だけどね?RPGだし。
 まあ、装備を見たところ普通の服らしいからね、今。

 いろいろと試している間に気付いたのだが、常に表示されているのがMP、HP、マップ、自分のアバター(簡易版)、レベル……等々。もしかしたら後々チュートリアルがあって非表示に出来るのかもしれない。

 武器屋はマップの表示が変わっていた。武器———代表で剣———が表示されている。そこに行くと、太ったおじさんが店の前に立っていた。

「よお、いらっしゃい、お嬢ちゃん。この店に来たのはお嬢ちゃんが初めてだよ」
「そうなんですか?」
「ああ。まあ、よそからこんな辺鄙な村に来る人はそういねえからなあ」
そうなんだ……私にとってはこの町もずいぶん賑やかに感じるのだが。
「ん、お嬢ちゃん、装備がねえな。冒険者だろう?」

 ……。
 「ボウケンシャ」トハナンダロウカ。(そこからかいっ!)

 私はこの世界についてこのおじさんから一から教えてもらうこととなった。



————


 どうも、アウリンです。
 ようやく始まりました!(といっても、初投稿から日は変わっていない……)

 このスタイルは同じ小説無料投稿サイト「小説家になろう」を真似たものです。
 IDやらなんやらが必要ないので、このサイトを使わせていただいております。

 連続投稿をしようとしたのですが、すぐには投稿できない仕様のようで……。時間つぶしも兼ねて、小説の最後はこのような雑談やお知らせが増えるかもしれません(笑)