PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法が使える世界 ( No.12 )
- 日時: 2015/12/06 14:05
- 名前: 胡桃 ◆/GgRTOxpqo (ID: QJSI9r3P)
菜々子は、真剣な顔をしていたが、何故こんな事をするのかが分からなかった。それもそうだろう。この魔法の世界に来たばかりなのだから。ティナナも、それに釣られた様に、どうしてこんな事をするのかを考え込んだ。すると、女王様が【仕方有りません・・・皆、帰りなさい。私は魔法で家を作ります・・・】と、大きい声だが、どことなく落ち込んだ声をしていた。人々や妖精は、女王様と同じ様に、落ち込みながらすぐに帰ってしまった。
「女王様、魔法で家を作るって・・・どうやるんですか?」
菜々子がそう聞くと、女王様に変変わり、ティナナが説明した。その魔法は「ホームトーン」と言う魔法らしい。だが、これはある程度の能力を付けてからにしなければ、使えないらしい。もちろん、女王様はすぐにその魔法を使えた。そして、帽子を被り、杖を出すと「ホームトーン!」と叫んだ。すると、女王様の前に、普通の一軒家が立った。菜々子は、魔法等は信じていなかったが、凄いと思っていた。そして、その家に入ると、必要な物も用意してあり、便利そうだった。だが、ティナナは、とっても重要な事を思い出した。とっても重要な事とは、あの鏡の事だった。
PR