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Re: 魔法が使える世界 ( No.14 )
日時: 2015/12/06 23:41
名前: 胡桃 ◆/GgRTOxpqo (ID: 2bESk3K2)


三人は、優樹の言葉に驚いてしまった。まるで、菜々子の事を知っているのかと言う様に、大きい様な小さい様な声で言ったのだから。
「えっ?私の事、知ってたの?」
分からないまま、そう聞くと、優樹はうなづき、菜々子の名前を言葉に出した。女王様とティナナは、優樹の事はよく知っていたらしい。何せ、魔法の練習がプロ並みだと言う。あのルモィナも、一撃で倒してしまいそうなプロなのだから。ティナナは「じゃあ、一緒に戦ってほしいティナナ〜!」女王様も、納得をした。菜々子は、人間界に帰りたかったが、仕方がないと思った。さっさとルモィナと言う奴を倒そう。と、心の中で思っていた。そんな事を思っていると、さっきの事を思い出した。さっきの事と言うのは、人間界に来る前の、奇妙な声の事だった。菜々子は、その事を話した。すると、優樹の後ろからもう一人の弟らしき人が出て来た。
「あっ、それ・・・僕がやったんだよ!」
優樹の後ろから出て来た者は、やはり弟だった。優樹は「ちょ・・・何で出て来たんですか?まだ話してる途中で・・・」と、その男子に言った。その男子の名前は、山下優太と言うらしい。
「あっあの・・・その子は、誰何ですか?やったのって・・・」
菜々子がそう言うと、優太は「僕は優太だよ〜!お兄ぃちゃんの弟〜。お兄ぃちゃんの名前は、優樹だよー!ってもう知ってるよね・・・」
と、のんきそうに言った。優樹は、どうしてそんな事をしたのか聞くと、菜々子が来る事を知っていたらしく、ただの悪戯だったらしい。
「私、何かと思ったティナナ・・・今度からは、悪戯しないでティナナ!」
ティナナと女王様は、優太に注意をした。優太は、注意をしても、のんきそうな顔をしていた。そして、菜々子達は、家の事について話した。今の菜々子には、家が無い。それはそうだろう。今日来たばかりだと言うのに、家等は無かった。女王様は、自分の家を魔法で出したから良いと言った。メイド達も、家なら賛成してくれるだろう。と考え、その家で良いと言う。皆が考えていると、優太が驚く様な事を、大きな声で言い出した。
「じゃあさ!僕達の家で寝たら〜?」
菜々子とティナナは、少しビックリしていた。優樹も、止めようとしたが、家が無いのなら仕方がない。魔法が使えるなら良いが、魔法も使えないのだから、仕方がないと思い、賛成した。菜々子とティナナも、しょうがないから良いと言った。女王様は、菜々子に魔法の練習をする。と、伝えた。そして、菜々子達は帰った。