PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法が使える世界 ( No.17 )
- 日時: 2015/12/07 10:58
- 名前: 胡桃 ◆/GgRTOxpqo (ID: CCQdUj5A)
「あぁ、今日は疲れたなぁ・・・もう夕方になってるし・・・」
もうすでに、夕方になっていた。今は冬だからか、何かと冷え込んでいた。夕日は、とっくに沈み、外は夜の様になっていた。
菜々子は、皆に疲れた。との事を話した。それもそうだろう。魔法の世界にまで来たのだから。
だが、ティナナと優太は今日はゆっくり休めば良い。と、優しい言葉を掛けた。
そう言ってくれたのは嬉しいが、優樹は何も喋らなかった。人見知りなのだろうか、それとも話したくても話題に付いて行けないのか。考えながら皆で話していると、優樹と優太の家に着いた。
家の外装は、普通サイズの家。だが、家の中に母や父は居なかった。魔法の世界の人々は、大体が親が居なく、独り暮らしの様な生活を送っている。だが、妖精も付き物だ。
家の扉を開けると「バタン・・・」と言う音がする。扉の先には、初めて見る光景が有った。思ったよりも、広い。奥の方から、優樹と優太の妖精が出て来る。
「おかえりなさいロイ。その二人は、誰ロイ?」
二人は、ただいまと返事を返した。ティナナは、この妖精の事を話してくれた。
どうやら、この妖精の名前は、ロイと言うらしい。と言うのも、菜々子は語尾で分かってしまった。優樹を育てたのも、ロイと言う事で、ロイは有名だ。
そして、菜々子達の事を話し、ロイは、少し悩んだが、納得してくれた。菜々子とティナナは、喜びながら優樹達の家に入った。
これからは、菜々子が魔法を、ある程度使える様になるまで、優樹達の家で、菜々子とティナナは過ごす事になった。
第一話 魔法使いになる少女 終わり
PR