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Re: 魔法が使える世界 ( No.18 )
日時: 2015/12/09 11:48
名前: 胡桃 ◆/GgRTOxpqo (ID: O0NjrVt8)


第二話 魔法の練習は難しい
あの夜から、魔法の世界が朝に変わり、魔法の世界には雪が降っていた。人間界では、まだ降っていないと言うのに。
今は、六時。菜々子は目覚まし時計をセットして置いたのか、目覚まし時計がうるさくなる。【ジリリリリッ!】と、大きな音が目覚まし時計から鳴り出した。
菜々子は、目覚まし時計に反応し、ゆっくりとベッドから起きた。朝早くに起きたは良いが、横で寝ているティナナの事も起こしてしまったらしい。
「うるさいティナナね・・・もう起きたティナナ?早過ぎるティナナ・・・」
眠そうな声でティナナは言った。菜々子は、眠そうな目を擦りながら「ごめん・・・」と謝った。
ティナナは、その言葉を聞くと、また寝てしまった。つまり、二度寝だ。
今日は、女王様に朝早くから魔法の練習をしなさい。と言われていたのだ。さっそく、優樹にどんな事をするのかを、聞きに行った。だが、まだ優樹は寝ているだろうと思っていた。
「ガチャン・・・」と静かに扉を開けると、もうすでに優樹が魔法の練習をしていたのだ。
菜々子は、優樹も朝早く起きるのか。と、心の中でこっそりと思う。優樹は、菜々子が居るのに気づいたのか、菜々子の方に振り向く。
「あぁ、菜々子さん・・・もう起きたんですか?おはようございます。」
菜々子は、これに対して「おはようございます!」と元気に返した。
何をしていたのかを聞くと、どうやら魔法の練習の仕方を、ノートに書き写していたらしい。しかも、三時からだそうだ。
これは、菜々子の為にやってくれたらしい。菜々子は感謝をしなければならない。
菜々子が起きた時間より、三時間も前だ。そんな時間からやっているのか。と、少しは優樹の事を凄いと思った。
だが、まだ優太とロイは同じベッドで寝ている。二人は、相変わらず夜遅くまで起きている。朝早くに等、起きた事は無い様だ。
菜々子は、三時間近くやっていたのだから、優樹にどれぐらい終わっているのかを聞く事にした。そして、お礼も言う事にした。