コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法が使える世界 ( No.20 )
- 日時: 2015/12/09 11:50
- 名前: 胡桃 ◆/GgRTOxpqo (ID: O0NjrVt8)
「ふあぁ〜・・・眠いなぁ。」
朝だからか、あまり人通りが無い道の真ん中で、優太があくびをした。その後、ティナナとロイもあくびをした。三人は、夜中の十一時まで起きていたのだ。あくびもするだろう。
菜々子と優樹は、真面目だからかは知らないが、夜の九時には寝ていた。本当は八時に起きようとして居たが、夜ご飯やお風呂等で、結局八時には寝れなかったらしい。
ティナナは、夜は寝られず、本を読んでいたらしい。だが、優太とロイは、夜中までゲームをしていた。
「昨日は遅い時間まで起きてたからですよ。菜々子さんとティナナさんは良いとしても・・・」
優樹は、困った様な顔をしながら二人に注意をした。「は〜い・・・(ロイ・・・)」と言う返事も返って来た。
だが、ティナナは(どうして私だけ怒られないティナナ?)と、心の中で思っていたのだ。
十分後。そろそろお城に着く頃だった。だが、何かお城の回りに決壊が張られていた。
「な、何これ・・・先に進めない・・・」
菜々子は、可笑しいと思い、口に出してしまった。まさしく、お城の回りに決壊が張られていたのだ。
「これは決壊ロイ・・・でも、どうしてこんな所に有るロイ?分からないロイ・・・」
ロイは、汗を足らした顔で言った。それもそうだろう。と、皆は思っていた。
その時、優樹のスマホに電話が掛かって来た。ピロロロロン♪とスマホはのんきそうな音を鳴らした。どうやら、それは女王様からだった。
「女王様からです・・・」
ピッ♪と言う音を鳴らし、優樹は焦りながらも電話に出る。すると、通信が悪くなっていた。
だが、きちんと電話は出来そうだった。電話から、苦しそうな女王様の声が聞こえた。
「ゆ、優樹・・・ルモィ・・・ナが・・・うぐっ・・・」
首を閉められた様な声で、女王様は電話に言葉を吹き掛ける。優樹は「どうかしたんですか!?」と、すぐに返事を返す。
皆は、とても嫌な予感がしていた。
「ルモィナが・・・突然・・・首を閉め・・・早く・・・お城へ・・・」
女王様は、何かに首を釣られ、息をしていない様にも聞こえた。言いたかった事は「ルモィナが、突然首を閉めて来たの・・・早く、お城に来て・・・」と言いたかったのだろう。
それを言った所で、スマホからの電話の通信は切れてしまった。優樹は、皆に何とかして決壊を破壊し、お城に入ると言う事を言った。
「分かりました・・・じゃあ、頑張ってみます!」