コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法が使える世界 ( No.3 )
- 日時: 2015/12/04 18:40
- 名前: 胡桃 ◆/GgRTOxpqo (ID: XQOK5vhS)
よく聞くと、語尾らしき物が付いている妖精だった。「ティナナ」と言う語尾だ。菜々子は、そんな事は気にしなかったが、本当にこんな妖精が居たのか・・・と、驚いていた。だが、まずはその妖精に話し掛けよう。と思い、返事を返す。
「はーい!どうしたんですか?」
そう返すと、妖精が菜々子の方を向き、気づいた様な顔をして「良かったティナナ・・・やっと見つけたティナナー!」と、元気な声で言った。菜々子は、これは本当に妖精なのかを聞いた。ついでに、名前も聞いておこう。と、名前等も聞く事にした。
「貴方は、誰なの?しかも、何で私の名前まで知ってるの?・・・それで、妖精?しかも、どうして・・・私はここに来ちゃったの?」
しつこく聞いたが、その妖精は、笑った顔をし、菜々子にこう答えた。
「名前は、ティナナ!私・・・妖精ティナナ!どうして菜々子さんの事を知っているとか、ここに来たとか言うの・・・実は・・・」
菜々子は、状況がよく分からないままだったが、このティナナと言う妖精の話は聞く事にした。聞いてみた所、この世界は、魔法が使える世界らしい。そして、この世界では、人間界とは違い、妖精が一人に一匹は友達になれるらしい。菜々子の事も、妖精達では「人間界の天才」だと噂になっていたらしい。そして、この子なら魔法使いでも、魔法の勉強も出来る。と女王様が思ったらしく、それで連れて来たらしい。そして、悪魔の世界に住んでいるルモィナを倒せると思ったからだ。ルモィナとは、悪魔の世界のボスだ。魔法の世界とは、とても近い。そのルモィナは、魔法の世界を破壊しようとしているのだ。そこで、菜々子が戦ってくれるかと、無理矢理こっちの世界に連れて来てしまったのだ。
「そうなんだ・・・だけど、ここは本当に魔法の世界なの?私は、こう言う世界は信じないタイプ何だけど・・・」
と、菜々子が言う。それもそうだろう。ただでさえ、幽霊や宇宙人や、魔法までも信じていない菜々子が、こんな事は、信じる訳が無い。だが、それでもティナナは諦めず、戦ってほしい。と頼んだ。
「お願いティナナ!天才の菜々子さんなら、きっとルモィナも倒せるはずティナナ!だから、お願いティナナ!一緒に魔法の世界を救ってほしいティナナ!」