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Re: 魔法が使える世界 ( No.8 )
日時: 2015/12/05 10:55
名前: 胡桃 ◆/GgRTOxpqo (ID: ELO8Nxwi)


「何か、変なオーラが出てる・・・」
鏡からは、黒と紫が混じった様な色をし、とても怖そうな鏡だった。女王様とティナナは、黙ってその鏡を、真剣な顔で見つめていた。そう思っていると、さっきの声の事を思い出した。あれは誰がやったのかを、聞く事にした。
「あの・・・私がこっちに来る前に、変な声が聞こえたんですが、あれは何だったんですか?」
菜々子がそう聞くと、女王様とティナナは鏡から見つめるのをやめ、菜々子の方を向いた。そして、ティナナが首をかしげて、菜々子にこう伝えた。「ティナナ・・・?私は、そんな事してないティナナよ!」と伝えた。女王様も、知らない等の事を言った。菜々子は、あれは何だったんだろうと、小さな声で呟いた。すると、女王様が魔法使いらしい帽子と杖を菜々子に渡した。
「菜々子、これを・・・」
女王様は、菜々子にゆっくりと魔法使いらしい帽子と杖を渡す。その帽子は、少し大きめのピンク色のリボンが付いている。そして、帽子の色は、黄色だ。杖は、透明で何の色も無い杖だ。
この二つが、魔法の道具なのだろうか。と、菜々子はこれの事を聞くと、やはり魔法の道具らしい。ルモィナを倒す為にも、この二つが必要となっているらしい。だが、その他にも、魔法の練習や、魔法を使う道具としても活用出来るそうだ。そして、今度はティナナに、マジカルノールと言う宝石を渡した。マジカルノールとは、どうやらルモィナと戦う時、人間と妖精が変身する時に使う宝石らしい。そして、菜々子にも、さっきの様に、ゆっくりと渡した。
「ありがとうございます!(ティナナ!)」
菜々子とティナナは喜んだ顔でお礼を言った。女王様は、優しそうに笑っていた。すると、突然部屋の天井が爆発した。【ドカアァーンッ!】と大きな音が、お城中に響いた。