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望視点
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　　「「じゃあなんで今まで使えなかったんだ？」」

武治と大地の声が、ハモる。

と言うかそれ以前に—、

　「あんた達そんなこと本気にしてるわけ？」

そう。魔法なんて現代にあるわけない。

けど二人は、うなずいた。

　「だって消えたんだろ？魔法に決まってんじゃねぇか！」

　「でも、わたし達にそんな事出来るとは思えないんだけど……」

すると黙って面白そうにやり取りを聞いていた萌が口を開き、


　「当たり前よ。これがないと魔法は使えないの」


と、どこからかそれぞれ色が違う宝石を七つ取り出した。

赤莉と蒼衣が歓声を上げる。

　「きれい！」

　「すごーいっ！」

「これで、魔法が使えるわ。」

萌がにっこりと笑って言った瞬間、私達は光に包まれた—。