■ プロローグほんの少し前の、暖かい春の日────……なんの取り柄もないこの私が、一人の男子に恋をした…………。女子が苦手で、不良で、私のコトだって絶対知らない彼。私だって、最初は彼のコトなんて気にもしなかったくらいなのに。なのに……………。これは私が彼のコトを気になり始めた高校生の頃の話。私が彼に片思いをしていた頃の、彼との距離50cmの物語───………。