コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

〜Dolce〜 Tarantella【コメント募集!!】 ( No.58 )
日時: 2016/03/17 21:11
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: lKhy8GBa)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi

*2*

夜も地震が続いて居て、布団に潜っても潜っても恐怖感──はちっとも和らがなかった。

眠れなくて仕方なく下に降りると御姉ちゃんも起きて居て私は、思わず駆け寄った。

「こんな夜遅く、何やってるの?」
私は気になった事をそのまま聞いた。

「うん。何だか眠るって気分じゃ無くなっちゃったのよ〜」
苦笑しながら言う御姉ちゃんは確かに寂しげで悲しい雰囲気を醸し出して居た。

何が有ったの?と、この後また直ぐには眠れないだろうから話を聞こうと切り出した。


「多分、さえのは見て無いと思うけれど店の前の地面が盛り上がってて……。歪んでるし──キッチンの所もショーケースもぐちゃぐちゃで此の後しっかり立て直せるか不安なんだよね──」

珍しく弱気でそう言った。


私はまた不安感に包まれた──。


【続く】

スミマセン短くて……((
明日から旅行なので当分更新出来ません(((


byてるてる522

〜Dolce〜 Tarantella【コメント募集!!】 ( No.59 )
日時: 2016/03/21 19:23
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: lKhy8GBa)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi

*3*

朝、テレビを見ると画面の端に日本列島のマークが有ってずっと点滅して居た。
御姉ちゃんや御父さんは忙しそうに御店の片付けをしていた。

自分の家なのに私は、全然御店の事を知らないから何も出来なかったのだ……。

役に立てなくて、私はまた悲しくなった。


──「御免。今はちょっと遊べないかな〜」……──。

さっき言われた言葉。
私は仕方ないと思って居てもやっぱり寂しくて堪らないのだ。

「成るべく早く再開したいから、協力して欲しいんだ」
「うん。このままだと再開するタイミング逃しそうでちょっと御父さんも私も焦ってるんだ〜」
御父さんと御姉ちゃんは、手を動かしながらそう言って居た。

「私も手伝う」と言い掛けたけれど私は私なりに判断して言葉を呑み込んだ。


皆はどうしてるんだろう……──。
気になって何故か時計の方を向いてしまった。


震災の翌日──。
テレビ陣だけで無く、新聞や雑誌も大きく載せて特集して居た。

今まで体験した事の無い経験。
私達には大きい影響を及ぼしたのだった。

【続く】

何だか最近、少しだけ更新がのんびりして居てスミマセン<(_ _)>
リズムを取り戻せるように頑張ります!!!

byてるてる522