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episodeⅠ


今日は、入学式当日。
ここ香里学園は、たくさん美形がいる学校らしい。
なぜ、こんなところに私がいるのだろう。

そうか、母の母校だからか。
うう、皆美形ばかり。

羨ましいよう。

「えー、ここで我々の学校の生徒会を紹介する」

いきなり、司会を務める先生が言った。
えっ、生徒会?何で入学式に?

『プファァ』

と、ステージのカーテンが舞い上がった。
カーテンの後ろには、生徒会と思われる5人の男子生徒がいる。
その5人は全員美形だ。

入学式に出席していた女の子たちは、その5人に見とれていた。
桜のような香りと色がふわぁっと、浮き上がりながら。


でも、私も皆と同じように見とれていた。
あんなにきれいな美景は弟意外に見たことがなかったから。



とっても恋の香りが、浮かび上がった。