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episodeⅢ

*祐樹side

「おい、皆。女子の会長決まったぞ」

俺がそういうと、巧翔たちが集まってきた。

「えっ？誰？」

やっぱり、この反応か。
まぁ、どうせ会長は俺が決めるしな。

「あぁ、こいつだ!!」

そういいながら、俺は霧化の写真を見せた。
巧翔たちは…唖然。

「えっ、この子?」
「ホントに??」

何かいらついてくる言葉だらけだな。
霧化をバカにしやがって。

「ああ、もう決まった。今日放送する」

やっぱりまだ唖然かよ。
霧化が入っていたら、絶対いじりそうだな。

*霧化side

そして、昼。

『ピンポンパポーン』

「今からお昼の放送を始める前に、一年女子の会長を決める」

その放送を聞いた瞬間、女子がざわめき始めた。
私も少しワクワク。

「えー、会長に選ばれたのは安堂　霧化さんです」

えっ…今なんて言った?

「安堂さん、放課後生徒会室に来てください」

『ピンポンパーポン』

放送が終わった瞬間、同じクラスの女子が一斉にこっちを見ていた。
見ていたというかにらんでたなぁ?

う、何で私が…。
最低、会長さん。どうせ私を雑用にするだけだろう。


放課後。

恐る恐る、生徒会室のドアを開けると…!?
空気が一気に花色に代わり、そこには入学式の時の生徒会のイケメンたちが。
なんか怖すぎる…。


生徒会って、何だー!!