Prologue とある町の森の奥。緑が生い茂って、太陽の木漏れ日がかろうじて入るような、薄暗い湿った空気の場所。 場所も場所だし、町の住民は知らない人が大半だろう。 そんなところにコンクリートで出来た重たい雰囲気の建物がある。 その建物の屋根の下には看板が立てられていて、そこにはこう書かれている。 “ゾンビ監視所”