コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ぞんびちゃんの日常。 ( No.19 )
日時: 2016/01/14 18:19
名前: worm (ID: YC3fWPpt)

After a gunshot

「関.....く...」

 と言いながらビノが床に膝をついた。
 目がうつろだ。
 発砲して、確かにビノの額に弾は当たった。

「わた、し..」

 口がわずかに動いて、崩れ落ちた。
 目はかたく閉じていて、なんだか役目を終えた、という表情をしている感じがした。
 多分ビノはこんなことやりたくなかったのだろう。
 最後に本来の自分の意識を取り戻したようで、多分こう言ったと思う。



     『ごめんね』

「先輩、お疲れ様です」
「ああ。事務室に行って報告書を書かなくちゃな」
「そうですね」

 と水城と会話をしながら部屋を出た。







 
 


 『No.09 Bino報告書

  暴走した為、銃を仕様
  銃に配布された発泡弾をつめ、発泡

            監視担当 関』







 



 気づいたら朝だった。
 部屋に戻って様子を見なければ。
 俺はデスクの椅子から立って事務室を出た。