コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ガンソルジャー マキノ ( No.10 )
日時: 2016/02/16 08:27
名前: ワタル (ID: WqtRIGcg)

…………それは、船酔いなんてもんじゃない。

テーマパークの絶叫アトラクションとでも言うか?

この乗り物は、タイムマシンで……。
押したボタンはタイムリープの履歴の様で……。


少しばかり、時空を超えた旅に出ます。


編集された様な景色がグルグルと、断片的に車窓に現れる。


そこで僕らが目にしたのは……。


爆発跡地……陥没したオリンピック会場……。

僕らは、建設途中の首都高の上にいた……道は切断されている。

『『………えええええええええええ!!!???』』

驚愕していると、すぐに別の次元に移行するタイムマシン。

今度はビル街の上空に浮遊している……。

『……うう……頭いて……』

不思議な事に高層ビルのガラスに僕らの乗るマシンはうつらない……。

周りの背景と同化していた……。

『おい!カケル!……あれ!見ろ!』

『おえええええ』

気持ち悪くなっていた。

松潤パイセンが指さす方には、廃墟のようなビルの屋上に数人の人影が見えた。

縄で縛られ目隠しされている高校生風の2人と、取り囲む黒装束の集団……。

『……お……おい……あれって?俺とカケルか?』

『絶対そうっす!ありえないっすけど……』

黒装束のリーダーらしき者がコチラを見ている……。

『え?……見えてないよね?俺たち……』

『……だと思います……ガラスにも映って無いし……』

『……じゃあ……なんでアイツ コッチ見てるだよ?』

『……ほんとだ……後ろ?』

振り返ると……空を滑空するペンギン野郎の姿!

『ああ!!』

その時!またマシンは時空を旅する。

今度は真っ暗だ!

すると、音声だけが聞こえてきた!

ニュースのアナウンスの様だ……。

「……昨夜未明……死亡が確認されたのは シュガーキヨさん……」

途切れた……。


気がつくと人気の無い袋小路だ……。

『うう…気持ちわりい……』

『俺もっす!』

マシンを転がる様にして降りると、2人してすぐさまリバースw

お食事中の方はスミマセン……。

モザイクかけますw

マシンは何処かに消えてしまった。

すると……

ガチャン!

ガチャガチャ

物音に振り返ると、女性が1人走り去り、大通りに出て歩いていくのが見えた。

大きな黒いダストボックスに鍵が掛けてある……。

何だろう?

と、そこへ通りの方に誰か走って来た!

『……ハア!ハア!……くっそ!見失った!……』

下をを向いてしゃがみ込んだ。

『え!?松潤パイセン!?……』

向こうに1人……。

『…オロオロオロオロ……』

で、こっちにもw

『え!?2人!?』

僕はとっさの判断で、どういう理由か説明出来無いが、ヤバイ!隠れなきゃ!と思った……。

すると遅れてもう一人……。

やっぱり……僕だ!!

この後、自販機で缶ジュースを奢り……しばらくしてビヨンドホープが現れるはず……。

しかし……待てども暮らせど、そんなものは現れない。

僕らが隠れていると、2人は缶ジュースを飲みながら何処かへ行ってしまった!

『……マジかよ……これって?本当にタイムリープか!?』

『……そうですよ!松潤パイセン!……でも2人を止めないと!きっと僕ら妙な事件に巻き込まれて行きますよ!』

『……深入りしすぎて御陀仏って事か……でも?どうやって助ける!?』

『……2人で行ったら おかしな事になりますよね?……ここは僕がコッチの世界の松潤パイセンと接触して……松潤パイセンが僕を説得して下さい!邪教徒に近づくなって!』

『よよよよよし!よし!わかった!……それで行こう!俺がお前をお前が俺を!だな!』

ひとまず松潤パイセンのお婆ちゃんの家を拠点にして、翌日、行動に移る事にした……。

僕は、走り去った女性と、鍵の掛かった黒いダスト・ボックスの事が妙に気に掛かかり夜も眠れなかった……。

つづく

※ED曲 Kis-My-Ft2 eternal mind!!


次回 【武装集団】