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話に関係ない番外編です↓

【宝箱は，ひ・み・つ??】

「お嬢様、お嬢様」

そう私を呼んで起こすのは、執事の芽愛。
これでも男だ。

そして、私、萌笑。
私のうちはホテル会社営業社長(?)みたいなもん。
だから、お嬢様ってわけ。


まぁ、この立場以外に気にってるしね。
何故かって?芽愛と自然に近づけるもの。


私は芽愛が好き。小さいころから。片思い。
だから、今日芽愛に聞いてみようと思うの。
貴方の大事なものは何かって。ね。




芽愛は、何て答えるかしら。
でも、この関係が崩れないように遠まわしに聞いてみないと。


【続く】

萌笑/もえ

芽愛/めい

と読みます。

「ねぇねぇ、芽愛」

私が、問いかけると芽愛は笑顔で

「はい、何でございましょう？」

と答えてきた。
私はその笑顔を見て、言い出せなくなってしまった。
でも、私は言うと決心したから言わないとね。


「あのね、あのね、芽愛の宝物って何かな？」
「宝物ですか？宝物ですか…」

えっ、悩んでる？
もしかして、宝物は何かあるのかな？

「それはですね、萌衣様の笑顔です」

私の笑顔??が宝物?
何で何で?



芽愛side


お嬢様、私は貴女が何よりの宝物です。
でも、それはお嬢様が素敵な大人になるまでの秘密にしときましょうか。


宝物は、ひ・み・つ。

ですね…。


【宝箱は，ひ・み・つ??】おしまい