コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

事件1 ( No.1 )
日時: 2016/01/30 16:20
名前: りりさ (ID: MlJjY9/z)

 「ああー!!!つまんないー!!」

 私は叫ぶ。もちろん、ソファーに寝っ転がりながらだ。

 「仕方ないですよ。最近平和になりましたからね。」

 【ちびっこ警察】の一員、七海(ななみ)が言う。
 彼は聞き出すのがうまい。...っていうか世話たり上手?彼に秘密をあかしてしまうのはしょっちゅうだ。もちろん、私の口が軽いわけじゃあない。七海が聞き出すからだ。

 紹介が遅れたが、私は里沙(りさ)。自分で言うのもなんだけど私はとても耳がいい。

 今は事務所にいる。事務所といってもソファーとテーブルがあるだけだ。昔ある会社が使っていたものを譲ってもらった。

 話は変わるが、今七海と話していることは【依頼】のことだ。このちびっこ警察はある事件がきっかけに(後で話すよ。)一時期有名になった。それから...

 「違いますよ、事件から『ちびっこ警察』を結成したんでしょう?」

 う、そうだった。七海は「やれやれ」、と私が寝っ転がっているソファーと机を挟んで向かい側の椅子に座った。

 話を戻すが、それから依頼が殺到した。でもあれから二年、私達は忘れ去られていた。そこでだ!!...っと、続きは後にしよう。

 ちょうどその時だ、事務所のドアが開いた。七海は依頼人かと思って顔を輝かせたが、すぐに普通の顔になった。

 「遅れてごめんねー!」

 入ってきたのは【ちびっこ警察】の後の二人、勝(まさる)と美由紀(みゆき)だった。