コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

事件2 ( No.2 )
日時: 2016/01/30 16:22
名前: りりさ (ID: MlJjY9/z)

 勝は七海の隣の椅子に座った。美由紀はというと...

 「ふぎゃっ!」
 
 ...びっくりして思わず変な声を出してしまった。そう、美由紀は私の上に座ったのだった。しょうがないからこのまま話を続ける。

 「ほ、本題に入るけどさー...」

 私は言い始める。依頼が少ないことなどなどをだ。

 「そこでだ!!有名になってスポットライトを浴びようじゃないかっ!!」

 いつの間にか美由紀を振り払って片足を机の上にのっける私に痛い視線がビシバシ当たる。うぅー...心が折れそうだ。
 
 「つ、つまりあの時みたいに事件を解決しようってことだな。」

 勝がわかりやすくまとめた。私の長い苦労はどこに...

 そこで七海が口を開いた。

 「でも、そんなにうまくいくわけ...」

私は七海の言葉を遮るように、スマホを操作し、このために録音してあった動画を流す。
最近有名な女子中学生誘拐事件についてのことだ。ニュースキャスターさんの冷たい声がひびく。

 『___まだ犯人は捕まっておらず、不安の声が高まっています。次に...』

 動画を停止させ、ニヤッと笑う。

 「まさかっ、これを解決するのか!?」

 七海にしては言葉が荒れている。

 私は指てわっかを作る。ご名答!という意味だ。

 そういえば美由紀が全然発言していない...私は横を向いた。美由紀の目線の先には...

 白い箱があった。