コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 私の恋と、君との距離【実話】 ( No.5 )
- 日時: 2016/03/14 17:27
- 名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: VfitXk9z)
私「おーい、杉野〜っ!」
杉野「あ?なんだ、前野かよ」
私「なんだとは何なの、なんだとは…」
仲良くなって、はや2ヶ月。
私の誕生日が近づいてきた。
私「ねーねー、6月9日は何の日か、知ってる?」
杉野「んなもん知らない」
私「え?昨日言ったでしょーがっ」
杉野「あー、前野のなんかの日だっけ」
私「えーっ、私の誕生日だよ〜」
杉野「へーぇ。それがどーした」
私「えー?それだけ」
杉野「……」
まぁ毎日こんな会話を続けるのは、それはそれで楽しかった。
そして私の誕生日が来た。
その日は月曜日で、ウチの学校では休みの日だった。
母「誕生日のプレゼント、アイパッド欲しいって言ってたよね」
私「うんっ。(まぁなんでもよかったんだけどな」
私は、本を読むことと絵を描くことができれば誕生日プレゼントはどうても良かった。
今年の誕生日ブレゼントのアイパッドは、なんとなく欲しいなと思っただけ。
誕生日はいつもお父さんはいない。
お父さんは、おじいちゃんから引き継いだお店を仕事にしている。
つまり、今はお父さんが店長だ。だから、朝から晩までずっと仕事をしている。
お父さんのいない誕生日の夜は、実際どうでもいいなと思っていた。
でも。
次の日。(6月10日 火曜日の朝)
学校。
友「お誕生日おめでとーっ!」
陽菜「おたんじょうい、おめれと……さうきちゃん」
親友………というか幼馴染の二人、榎木 友と、岡本 陽菜。
友は、元気で近所ではリーダー的存在。
私と陽菜と友の三人組の中で成績は1番いい。
陽菜は、生まれつき耳が悪く、言葉がなまって聞こえるため、発する言葉もなまってしまう。
そのため、話し方が普通とは違う陽菜。
沙月「あぁ、二人とも、誕生日ありがとーっ♪」
お礼を言う時、いつもそうだけど、私は言葉がおかしい。
『誕生日祝ってくれてありがとーっ』なのに、『祝ってくれて』が抜けちゃって、文がおかしくなっている。
陽菜の喋りも同じようなもの。
沙月「あ、もうすぐ朝学習だよ!教室に戻ろっ」
友は三組なので、私は陽菜と一組に。
沙月「20分休憩にね、ゆうちゃん!」
友「うん、わかった〜」
私たちは、教室に戻るため別れた。
続く