コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 私の恋と、君との距離【実話】 ( No.8 )
日時: 2016/03/19 14:56
名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: VfitXk9z)

教室に戻った私たち。

陽菜「さうきちゃん、まらあとれね(また後でね」

私「うん、また後で〜」

席に着くと、杉野がいた。

杉野「なぁ」

私「んぁ?どうしたの、杉野席あっちだったでしょ」

杉野は、はい、と言って野花(ツツジの花かな?)を渡された。

杉野「誕生日プレゼント」

杉野は、そう言った。

…………え。

私「………くれるの?」

杉野「いらねーのかよ」

私「いるっ」

わー、ピンク色のつつじの花だぁ……!

私「ありがとう!」

杉野「いいけど、その代わり、オレの誕生日祝えよ」

私「うん、ツツジの花あげる」

杉野「言ってどーすんだよ(笑」

私「いいでしょ〜。あ、杉野、誕生日いつ?」

すると、杉野は、

杉野「九月六日」

そう言った。

私「あれっ、誕生日、私と日にちが真反対じゃん!」

杉野「は?どういう事だよ…」

私「いやだから、私は6月9日生まれで、杉野は9月6日でしょ?数字が……うーん、なんて言ったらいいんだろ」

杉野「………?あ、あぁそういうことか。なんか、日にちが……月と日が反対というか………」

私たちは、どう言えばいいんだろ、と、二人でずっと考えていた。

キーン、コーン、カーン、コーン………

私「あっ、朝学習、サボっちゃった!?」

杉野「休み時間やればいいだろ。…………イヤだけど」

私は、急に ククッ、と、吹き出してしまった。

私「なんか、めっちゃ似てるね、私たち……」

杉野「シンクロ?っていうのかな。オレたち、メチャクチャシンクロ(?)してるよな(笑」

私「うーん?シンクロってなに」

杉野「さぁ?知らん」

すると、

先生「前野、杉野の二人組〜。座れよーっ」

私「わっ、は、はーい」

杉野「ごめんなさーぁい」

この時は、まだ“友達”で、“仲の良い”クラスメイトで、ケンカもなく、イヤな出来事もなくて………

全然、恋も何もしていなくて、フツーに“友達”やってたけど……

でも。

1年後……私は、杉野のことを好きになることで、こんな辛いモノを味わうとは、



まだ、全然知らなかった。



























続く

Re: 私の恋と、君との距離【実話】 ( No.9 )
日時: 2016/03/21 04:34
名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: VfitXk9z)

7月。



杉野「あぁー……かき氷たべてぇ…」

私「プール入りたいぃ……もう死ぬ………暑い……」

“超”暑がりな私には、毎年7月〜9月を越すというのは、まさに地獄の試練だ。

すると、

杉野「プール入りたいって言うけどよ、三、四時限目はプールには入れるぞ?」

私「え?」

黒板に書かれた時間割を見てみると、今日の時間割に、“プール”と書かれていた。

私「ヤッタぁ♪これで夏をしのぐことが出来る!」

杉野「いや無理だろ」

『相変わらず、私と杉野も毎日毎日そんな会話して、よく飽きないな』と、そう呆れる先生もいた。

私「そんな会話って、どんな会話……?」

当時、理科と図工、音楽が得意科目だった。

そして、四教科のうちその理科以外の三教科が出来なかった。

そのため、“超”バカだった私はそういうことも疑問に思うことが多かった。












明日書きます。眠〜い…… _φ(_ _ ))..zzZ

Re: 私の恋と、君との距離【実話】 ( No.10 )
日時: 2016/03/28 18:20
名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: VfitXk9z)

3、4時間目


女子は更衣室、男子は教室で着替え。

この時の出来事は、今でもはっきりと覚えていました。





女子更衣室


沙月「陽菜〜。陽菜って泳げる?私泳げないんだ…」

陽菜「ひら?ひらは……およげうかな……わはんない」(陽菜?陽菜は……泳げるかな……わかんない)

沙月「ふぅーん」

私と陽菜は、昔から友達で何度も話しているから、陽菜の言う言葉は大体分かっていた。

すると、


「ひゃぁああっ!」


一部の女子達(同級生)が急に叫んで、私たちはびっくりした。

沙月「どっ、どしたの!?」

「だ、男子たちが…っ」

友「男子たちがドアの隙間から更衣室の中覗いたんだよっ」

沙月「はっ?」

しょーもなっ。

そう思った私は、即着替えて、逃げる男子たちを追いかけた。

沙月「ちょっ、こんのへんたいっ!待って!」

すると後ろから、

森村先生「ろうかは走っちゃだめよーっ!」

三年一組の担任の先生が大声で注意された。

沙月「せ、せんせーっ!?」

先生!何も知らないくせにえらそうなこといわないでくださぁいっ!

私はそう、頭の中で叫んだ。

そして、男子を追いかけた……。









一度きります。