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Re: 切丸蔵祢々の妖怪絵巻日記 ( No.1 )
日時: 2016/02/19 07:33
名前: ワタル (ID: WqtRIGcg)


◇第一の幕◇


『ポカーン……ここどこ?』


と、その時です。

目の前に黒い大きな物体!

西洋妖怪の大ボス![バッグベアード]だ!!

『ゲゲゲ!なんで?いきなり!?……しかもラスボス級かよ!?西洋妖怪なんてありえへんし!!』


ブッブーー(クラクション)


キキーーーー!


『あぶねーぞ!お嬢ちゃん!』

『むにゃむにゃ……はっ!夢!?……よかったーー……ん?何コイツ?』

ブッブーーーーーー!

祢々は道路の真ん中で寝ていました。目が覚めると、トラックを化け物と勘違い致します。


『出たな!妖怪!受けてみよ!』

バシッ(鞭の音)

トラックのボディに虚しく響き渡る鞭の音……。

『……何してんの?…お嬢ちゃん何かのコスプレかい?(あぶない娘かも知れないな…関わらないでおこうっと)』

ピーピーピーッ

バックシマス!

バックシマス!

『む!この化け物は雌か?何か喋ってるぞ!』

飛び退く祢々。身構えポーズをとる。

ブウウウウウウン

『お嬢ちゃん!そのポーズなかなか様になってるぜーwまたなー』

『逃げるか!?妖怪!!』

バシィィンン!

『おわっ!と あぶね!!』

トラックは行ってしまったw

『……神通力印の鞭が効かない……妖怪と違うのかな?』

走り去るトラックを眺め呟きました。

それから、トラックの運転手は警察に通報します。

『なんなん?あの娘?……(ピポパ)…あ…もしもし?警察ですか?……変な娘がいるんですけど……』

……。

ウウウウウウーーーーーー。

呑気に歩いてるとパトカー到着。からの?捕まる祢々w

2人組の警察官に、あーだこーだと車内に押し込まれます。

『わかった!わかったって!ほら飴ちゃん……詳しい話は署で聴くから……』

飴を貰うと急に大人しくなる祢々。

何故なら、ソレは苺飴。

懐かしく想う祢々でした……。

※苺飴との関連性が気になる方は、【零fighter山鷹隊】の第2章の刀剣姉妹登場編をご覧下さい……。是非!


バタン

ウウウーーー

『あ…浜田さん(♀?)サイレン消しましょう』

『はい…わかりました!山崎邦正巡査!』

【日間出署(ひまでしょ)】

松本所長、自ら取調室に出向きます。

※祢々の姿が奇抜で、言動もおかしい為。

あぐらをかいて、取り調べを受けます。

『君があぐらをかくなら 私もあぐらをかこう……腕も組むかな?』

『なんね?さっきから!オッちゃんw真似せんときw』

祢々が頭を掻くと、松本所長も頭を掻くのです。

その模様を覗き見る、田中と遠藤。

『流石!松本さんや……ああやって犯罪者と動きを真似て心を開かせる……同調効果や!』

『ほんまや!あの娘!次第に心開いとるぅーーーー!流石や!……でもまだ犯罪者とちゃうけどねw』(ちゃう。違う)




それから、

とくに悪い事もしていないので直ぐに解放されはしましたが、犯罪者予備軍と疑われた祢々は、指紋と写真を撮られる始末で御座います……。


つづく