コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 気まま自由な短編小説 『イベント期間中!』 ( No.117 )
- 日時: 2016/04/14 13:28
- 名前: こん (ID: gobBUkxM)
お題:女子会という名の戦争 (Cookie House さん)
第20話「女子会という名の戦争」
喫茶店の中。
1つのテーブルをファッションデザイン関係の女4人で囲む。
さてさて。
今回も戦いは始まった。
「…でね、彼がぁ、」
はい、出ました!
A子による、『私、彼氏持ちなの』攻撃。
B子に強いダメージがいったように見える。
「で、バッグ買ってもらっちゃったあ!」
A子、さらなる攻撃。
「へえ。私もね、この間彼に某有名なメーカーの特注で作ったバッグ貰ったのよ。」
おおっと。
C子が上からかぶせてきた!
A子のバッグはそこらのショップで簡単に手に入る物であるが、C子の物はパリでしか手に入らないという。
「ふうん。あ、そこのメーカーの社長にこの間パリコレで会かったわ。」
おおっと。
B子、なかなかの攻撃!
これにはC子もかなうまい。
「へえ、そあうなんだあ!」
A子、ぶりっ子ポーズで可愛さアピール。
「私も、もう少し大人になってからパリコレに行きたいと思ってるの。」
おわー。
A子、『まだ私は若いのよ』攻撃!
さすが本日最年少。
「まあね、ファッションについて相当勉強してからじゃないともったいないもんね。」
B子、『私は相当ファッションについて詳しいのよ』アピール。
ちなみに、今回のメンバーの中でパリコレに行ったことのあるのはB子だけである。
「そういえば、私は1年ほどパリの方でお仕事する事になったのよ。」
C子、いきなりの攻撃。
「彼も一緒なのよ。」
おお。
リア充感も存分に押し出してくる。
「へえ、パリね。懐かしいな。私も学生時代に何回かパリに留学したんだあ。」
A子も食いつく。
「私も、パリコレ何回も行ってるし、仕事で結構つながりあるからパリってなんだか馴染みがあるわ。」
B子も負けじと。
さて。
皆さんお気づきだろうか。
私はまだ1度も攻撃を仕掛けていない。
どんどん皆が攻撃してくるのを、ただ笑って見ているだけだ。
「ね、D子は最近どう?」
まだまだ戦闘モードの3人が、恰好のネタにしようと私を見てくる。
そろそろ頃合いかな。
では行きましょう。
とっておきを。
「私ね、次の四月にフランス人とわ結婚することになりました!」
…。
「…え?」
「で、結婚したらパリに住むから、仕事もパリの方でするの。」
…。
「…相手は?」
「ああ、Eさんって方なんだけど。」
…。
「…え?Eさんって…。」
「うん。デザイナーの。」
……………。
「「「えええええええええええ!?」」」
はい、試合終了。
私の一人勝ち。
今回はちょろかったわ。
《作者コメント》
だいぶ遅くなった上に、たいした小説じゃなくてすみませんでした…。