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- Re: 気まま自由な短編小説 『イベント期間中!』 ( No.144 )
- 日時: 2016/05/12 12:51
- 名前: こん (ID: xP4Q/W9R)
お題:やめられない、止まらない! (コッコ さん)
第23話「やめられない、止まらない!」
私はあなたが好き。
とても好き。
あなたは皆の人気者。
私だけの、あなたじゃない。
あなたは皆に好かれなければこの世にいることができないのに、
どうしてもやっぱり、私だけのものでいて欲しいと思ってしまう。
あなたに会いたいと願えばたいてい会えるけれど、
会えてもすぐにいなくなってしまう。
そうしてまた私が会いに行けば、
あなたは私に笑いかけてくれる。
でも笑いかけるのは私だけじゃないんでしょ。
私は知っている。
私の隣に立っている、その可愛い女の子にもすぐにほいほい笑いかけているんだ。
私の友達は、
いい加減あなたのことを追いかけるのは辞めろと言うけれど。
私はまだ辞める気になんてならないの。
だってあなたは、私にも笑いかけてくれる。
いいえ。
それ以上に。
私はあなたが好きだから。
この気持ちは辞められないんだ。
止めることなんて考えられない。
大好だから。
あなたのこと。
《解説》
上記の小説の内容を説明したいと思います。
一行ごとにカッコで訳を書いていくので、よければご覧下さい。
私はあなたが好き。
(私はえびせんが好き。)
とても好き。
(とても好き。)
あなたは皆の人気者。
(あなたは皆の人気者。)
私だけの、あなたじゃない。
(えびせん食べるのは、私だけじゃない。)
あなたは皆に好かれなければこの世にいることができないのに、
(あなたを食べる人がいなくなってしまったら廃盤になってしまうのに、)
どうしてもやっぱり、私だけのものでいて欲しいと思ってしまう。
(どうしてもやっぱり、この世のえびせんは全て私のものにしたいと思ってしまう。)
あなたに会いたいと願えばたいてい会えるけれど、
(食べたくなったらコンビニやスーパーに行けば買えるけれど、)
会えてもすぐにいなくなってしまう。
(買ってもすぐに食べ切ってなくなってしまう。)
そうしてまた私が会いに行けば、
(そうしてまた私がお店に行けば、)
あなたは私に笑いかけてくれる。
(あなたは私に買ってほしそうに並んでいるね。)
でも笑いかけるのは私だけじゃないんでしょ。
(でも買って欲しい、という目は私にだけ向けてるんじゃないのね。)
私は知っている。
(私は知っている。)
私の隣に立っている、その可愛い女の子にもすぐにほいほい笑いかけているんだ。
(えびせんを欲しそうにじっと見ているその子にも買って欲しいと思っているんだ。)
私の友達は、
(私の友達は、)
いい加減あなたのことを追いかけるのは辞めろと言うけれど。
(いい加減えびせんを食べてばかりじゃ太るから辞めろと言うけれど。)
私はまだ辞める気になんてならないの。
(私はまだ食べ飽きないの。)
だってあなたは、私にも笑いかけてくれる。
(だってえびせんは、私にだって買って欲しいでしょ。)
いいえ。
(いいえ。)
それ以上に。
(それ以上に。)
私はあなたが好きだから。
(私はえびせんが好きだから。)
この気持ちは辞められないんだ。
(この気持ちは辞められないんだ。)
止めることなんて考えられない。
(止めることなんて考えられない。)
大好だから。
(大好きだから。)
あなたのこと。
(えびせんのこと。)
《作者コメント》
ずいぶん放置していたくせに変な作品ですみませんでした…。
ふわっと思いついたのがこれで…。
コッコさん、お題ありがとうございました!!
遅くなってしまって誠に申し訳ないです!!
よければまた、ぜひ、お越しください。
よろしくお願いします。