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≫包装紙。


いくら、綺麗に着飾っても中身がばれてはおしまい。
だから、中身を磨きなさい。


いつだったか、何かの本で読んだ言葉。
確かにその通り、だけど。今はまだ外観に憧れていたい。


恋は心でするもの、友達が言ってたけど、真実の恋なんてあるの？

子供のころよく遊んだ男の子に恋をした。でも、その恋は実らなかった
だってその男の子はいきなりどこかへ行ってしまったから。

それから、私は恋をしない。信じられない。そういうと、親友は
「なほは、怖いの？」なんていうけれど。違うのにね。

そんな事を考えていた時、ガラッとドアがあき先生が入ってくる。
ところが、今日はその後ろにいかにもチャらっとした男子が入ってきた

茶髪でピアスで、でも人懐っこそう。つまり、モテそう。

どこかで見覚えがある、そうだ、彼は・・・
思いかけたときチャイムが鳴ってまたこんがらがる。

その時、チョコの包装紙がさりげなく置かれた。
なんだ、と思いつつ転校生が置いた包装紙には、


「」

包装紙は時に恋を運ぶのかもしれない。


end