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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 観覧車】短編集【青春エピ聞かせて下さい!】 ( No.63 )
- 日時: 2016/04/11 17:42
- 名前: 湯呑ゆざめ (ID: HT/LCIMm)
≫スカーフを解いたら、大人。
先生、っていう一言で彼と私の間にはちっぽけな線が引かれる。
その線はちっぽけだけど、踏み越える事を絶対に許さない。
だから、いつだって私は一歩手前で立ち止まるんだ。
貴方になら、この胸に焼きつくような純白のスカーフさえ、
めちゃくちゃに壊して掻き回してほしいのに。
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神様は時に意地悪なのだろうか。そう疑ってもいいくらいの状況だ。
今は、六時だけど、冬だからかなり真っ暗。問題を教えてもらうという
口実で、教室に二人きり。
今、ここで一歩進まなきゃきっと後悔する。
「先生、好きよ。」
拙い声音で想いを伝える。
先生は笑って取り合わない。
「はは、学園屈指の真相の令嬢に言ってもらえるなんて光栄だ。」
「違う、本気。」
何で届かないのかと、涙声になりながら告げる。
「先生になら、×××××××。」
私の発言に先生はたじろぐ。
;;;
それから、ね、先生。いくら身体を重ねても愛がなくちゃダメなんだよ
いつか、照れ笑いながら言ったね。
やっと、卒業。嘘つきな私からの卒業。
スカーフは先生にあげちゃったから。私の純は。
だから、先生もう一度言わせて。
先生が、 ダイスキ なんだよ。
直接言うユウキなんかなくて、屋上で叫んだら、涙で濡れた頬に
どこからか、綺麗な桜。
この花弁に乗って届け、私のコイゴコロ。
end
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ホントはもっと危険にしたかったんですけど、まずいなーと思って
最後は純粋な恋物語にしました。ちゃんちゃん♪←
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