PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: あの時君と見た『空』を″ ( No.4 )
- 日時: 2016/03/11 22:39
- 名前: K(*^▽^*) (ID: kXLxxwrM)
◇第一話◇
『ガチャ』
「行ってきま〜す。」
元気良く玄関を出てすぐに表情を変える。
「暑、、い。」
太陽がじりじりと照りつけ頬を照らす。
「今日、、何度?真夏?」
空を見上げると入道雲どころか雲一つない青空だった。
周りを見渡して日陰を見つけてそこを歩く。
「ふぅ。」
この前までは梅雨で雨が嫌に成る程降った。
そのせいかジメジメして制服が大変なことに。
もう、、七月かぁ。
「あ、、。」
しばらく歩くと遠くに黒い服の後ろ姿が見えた。
私にはそれが誰だかすぐに分かった。
「フフッ、、。」
音をたてない様に走る。
あと少し、、あと少し、、。
笑ってしまう口を押さえながら近づく。
「ふぅ、、はぁ。」
深呼吸して前を見る。
よし、、いけ!
背中をポンッと叩こうとした時そいつは振り向いた。
「うわぁああ!!」
「んだよ、朝っぱらから。」
- Re: あの時君と見た『空』を″ ( No.5 )
- 日時: 2016/03/12 13:40
- 名前: K(*^▽^*) (ID: a0p/ia.h)
「ちぇっ、、。」
舌打ちして首を後ろに回す。
「バレバレだし、アホか。」
頭を叩かれた。
「いった!何すんの!」
特に痛くなかったけど声をあげた。
「うるせーなー。」
手で顔を仰いでまた歩きだした。
「暑すぎる、、。」
「ね。」
少し後ろを歩いてスカートをパタパタと足から離したりする。
「いいよな、ズボンじゃなくて、、。」
光が振り向いてまた、前を向く。
「こっちだって羨ましいよ、スカート結構暑いんだよ?汗でくっつくし。」
「絶対こっちが暑い。」
「こっち。」
私が言い返したら光が立ち止まった。
「っと。」
驚いて前を見ると「前見ろよ、赤信号だろ。」
光が無愛想に言った。
「わ、分かってるよ。」
隣並んで待つ。
PR