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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: +僕らの電脳戦争+ ( No.14 )
- 日時: 2016/03/21 10:16
- 名前: K(*^▽^*) (ID: G1aoRKsm)
「、、はぁ。」
夏樹が神社の賽銭箱の屋根の下に座ってため息をした。
「大輝、、今何時?」
「、、四時半。」
電柱に烏が止まりカーカー鳴いていた。
「う〜る〜せ〜え〜よ!」
まるでバーカバーカと言ってるみたいに。
「あれ?博之は?」
要がキョロキョロと周りを見た。
「博君?」
振り向くと周りに博之の姿がない。
「お、お、おーい。」
「ったく捜してくる。」
「私も。」
夏樹と神社の奥へ走る。
「博之〜『ガサッ!』ヒッ!?」
遠くの茂みから大きな音がした。
「ひ、ひろくんなの?」
夏樹は俺の背中に隠れている。
「夏樹、いつもの威勢はど、どこいったんだよ。」
「だ、だって『ガサッ、、ドサッ!』ギャー!!」
「うっせえよ夏樹!オーイ博之か?!」
走ると神社のはしっこまで来てしまった。
「博之〜、、、、何してんだお前。」
神社の石垣から首を出すと博之がうつ伏せで地面で死んでい「死んでねーよ。」
ムクッと起き上がるとこちらを見上げた。
「さっき黒い影が横切ったから追いかけたんだけどよ。」
、、、、。
「逃がしたんだな。」
「おう。」
「どんなのだった?!」
夏樹が上から身を乗り出した。
「ま、まず!後から話すから手、引っ張ってくれよ!」
「あ、ごめん。」
- Re: +僕らの電脳戦争+ ( No.15 )
- 日時: 2016/03/21 10:14
- 名前: K(*^▽^*) (ID: G1aoRKsm)
「ったく何で落ちたん、、」
夏樹と博之の腕をとっていた俺は動きを止めた。
「た、いき?」
「夏樹、博之頼んだ。」
「え、ちょっと!!」
あそこ、今そこの壁から黒い影が見えた。
「はっ、、はっ、、!」
影が走った方向に俺も走り出す。
「待て!」
角を曲がった瞬間、、その影が立ち止まった。
「、、狐?」
一瞬目を疑った。
目の前には三本の尻尾をまとった狐がいたのだ。
「、、ぁ、、待て!」
するとフワリと一回転して消えた。
「ど、どこだ!?」
周りを見渡してもどこにも姿はなかった。
一瞬子供が笑う声がしたのは幻なのだろうか?
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