コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: +僕らの電脳戦争+ ( No.7 )
- 日時: 2016/03/15 18:08
- 名前: K(*^▽^*) (ID: rBo/LDwv)
「暑い。」
夏樹がメガネを外して手で顔を扇いだ。
「もー、、要まだぁ?」
「まだなんだろ、、、。」
『ピピッ』
メガネから着信音が鳴った。
〔先に行って、後から行く。〕
「遅れるとよ、先に行けだとさ。」
「え〜、、。」
夏樹がうなだれる。
「早くしねーと鬼警が動くぞ。」
鬼警、、とはメガネでしか見えない警察が動かしている機械。
五時をぎるとアンテナがついた球体が回りを動き出す。
メガネにビームの光が当てられるとギガをなくなりデータも消去、あ、ギガは充電ね。
「そうね、行こっか。」
太陽が照り付ける中三人で神社に向かう。
昨日雨が降ったせいかキラキラと雫が輝いていた。
夏樹が向日葵の葉をつつくと水滴が顔にはねた。
「わっ!」
「ばーか。」
笑って言うと夏樹がこちらを向いた。
「何よ!」
「喧嘩するなよ、、余計に暑い、、。」
博之がパソコンをしながら呟いた。
「聞こえてるわよ。」
そんなことしているうちに神社が目の前にある信号の前に来ていた。
- Re: +僕らの電脳戦争+ ( No.8 )
- 日時: 2016/03/16 18:22
- 名前: K(*^▽^*) (ID: KG6j5ysh)
「来たけど、、どーすんのよ。」
「だってよ博之。」
いつもと同じ神社だった。
まず、、霧すらでていない。
「うわぁ!」
夏樹が木の根元でつまずいた。
「プッ、気をつけろよ。」
「う、うるさいなぁ!」
「ちょっとストップ。」
博之が夏樹の前に手を出して屈んだ。
「ここ、木、引っ掻いてある。」
指された所に目を移すと確かに木がかすれて白くなっていた。
「爪で引っ掻いたのかな、、。」
博之が木を触って探偵の様に調べる。
「最初からついてたんでしょ。」
「でも三本だぜ。」
「、、。」
木がザワザワと揺れて静かになる。
「そーだよ、最初から「遅くなった。」ギャアア!」
「要!」
夏樹が目を輝かせる。
振り向くと要が帽子をかぶって立っていた。
「な、な、なんだ、要か。」
ビックたぁ、心臓破裂しそー、、。
「驚きすぎだバカ。」
人をバカにするような目で俺を見る。
「誰でも驚くわ!」
「、、でどうなの?」
「今んとこ手がかりは無いなぁ。」
要がやっぱりと言いたそうにため息をつく。
「やっぱりただの猫か犬じゃない?霧で怖く見えただけだって、絶対!」
お前が言い出したんだろ、夏樹。
「とにかく探そうぜ、あと少し。」
皆で別れて探す。
時計を見ると三時半。
「ねー大輝。」
「ん?」
夏樹がしゃがみこんで何か見ていた。
「なんかあった?」
「これ、、門の所に穴開いてるでしょ。」
「うん。」