コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 約束の剣Ⅰ ( No.8 )
- 日時: 2016/03/21 15:00
- 名前: アウリン (ID: cx1920xY)
〜#6〜
「こんにちわー」
「あら、こんにちわ」
出迎えてくれたのは、若い女性だった。
「ジョブスキルって何ですか?」
「ジョブスキル?あなた、もしかしてハンターなの?」
「えっと、はい、そんな感じです。まだ新米ですけど」
「そうなの。ちょっと待ってて」
女性は店の奥に入って行った。
彼女が戻ってくるまでの間、私は店内を見渡す。
そしてふと、二刀流と言うスキルが目に入る。
実は私はファンタジー小説が大好きなのである。その本には、二刀流の勇敢な女戦士が出てくるのである!
主人公ではないが、魔法剣という物を使いこなし、回復系補助魔法も使える結構重要な<主人公を支える親友その1>みたいな設定。私はずっと彼女にあこがれていたのだ。
「はい、これがジョブ……職業ね。好きなのを選んでちょうだい」
ざっと見ると、戦士、剣士、魔術師、弓士の四つの職業があった。この中でよさそうなのは戦士、剣士、魔術師あたりか。
私の知る限り、弓は相手を遠くから襲撃する物。ソロで戦うには向かなさそうだ。
この中で回復が出来るのが魔術師。HPが少ない代わり、MPが多いいと言うもの。
やっぱり回復は使いたい。憧れ二割と保身八割で。
「これにします」
私は魔術師を選んだ。
「はい、分かったわ。じゃあ、あなた名前は?」
彼女に聞かれ、首をかしげる。
ここは本名を言うべきなのか、偽名を使うべきなのか。
まあ、所詮ゲームだし、偽名の方が面白いし、名前はルーシーと言っておいた。
「はい、ルーシーさんね。職業が魔術師。登録完了です。スキルが買いたかったら、この店に来てね」
「あの〜」
「はい?」
さようならムードをさえぎって私は問う。
「今すぐって買えます?」
「ええ、買えるわよ」
「じゃあ、これ欲しいんですけど」
「……二刀流?」
説明を読む限り、剣を軽くしたり、このスキルを持っていると特別に一つの枠に二つの剣を入れられる、剣の耐久性を上げられる……などなどの効果がある。
武器装備欄は全部で4つ。両袖の中にナイフ程度の物が仕込めるようになっており、腰に一つ、背中に一つ。
まあ実質、腰と背中はどちらか一つでないと動きにくそうだ。
「魔術師で二刀流なんて珍しいわね。大体は戦士、剣士が欲しがるんだけど」
へー、そうなんだ。
はっきり言ってその辺の事は私にはよくわからない。
ひとりで何度か勝手に頷いていると、女性がじっとこちらを見つめているのに気がついた。
……何か悪い事、したっけ?
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昔授業で作った、私にしては比較的短い「走れメロス」のなんとやら〜を、どうしようか、迷ってます……。
多分、本気でやれば、写すだけなので今日中に終わりますね……。短編にしては長いし〜
……どうしよう?ww