コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 君のそばにいるのも悪くない ( No.6 )
日時: 2016/03/19 17:00
名前: 小波渡未來 (ID: 1T0V/L.3)

いつもと変わらない時間に起き準備をする。違うことといえば私の制服が中学校のものから高校生のものに変わったことだろうか。今日は桜花南学院の入学式。高校1年生になることを嬉しく思っている一方新しく友達はできるのかなっとか、先輩達とはうまくやっていけるのかという不安もある。色々考えていたら家を出る時間を5分ほど過ぎていた。

「時間過ぎてる。急がないと!」

私は急いで学校に向かった。家を出て15分後学校が見えてきた。

「はぁ…なんとか間に合いそう」

私がそう言って走るスピードをゆるめた瞬間ドンと後ろからぶつかられた。あまりの勢いに私は前のめりになって転んだ。

「イタッ」

転んだ拍子に膝でも擦りむいてしまったのか血が滲んでいた。

「ごめん!君、大丈夫!?」

私にぶつかった男の人が心配そうな顔をして近づいてきた。

「あっ、大丈夫ですよ」
「ほんと?膝から血が出てるじゃん。つかまって」

そう言って男の人が差し出した手を握って私は立ち上がった。