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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 雨のち晴れの恋愛模様。 ( No.24 )
- 日時: 2016/06/30 16:35
- 名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: y47auljZ)
曇りの章 3『こたえあわせをしましょうか』
やっぱり、好き、なのかな。
嫌い、ではないと思う。だからって好きってわけじゃない…と思う。
普通。そう、普通。
でも…。
明里が言ったことから考えると、私の気持ちは、好き、になる。
正しい答えってあるのかな…。
テストでは、わからなくても希望の光がある答えを書く。
じゃあ
「私の気持ちは、好き」
*
「…乃愛?」
夜10時。布団の中で丸まっていると、スマホが光った。
乃愛からのメールだ。
『電話してもいい?』
「いいよ…っと」
返信メールを送る。すると、すぐ電話がかかってきた。
「もしもし」
『こんばんは明里。こんな時間にごめん』
「だいじょーぶ。どうしたの?」
『あのね、私、井上君のことが好き』
「…え?」
『さっき、考えたの。自分の気持ちは何なのかって。で、明里のアドバイスをもとに考えた結果がこれ』
「…そうなんだ。答えが出てよかったね!」
『うん、よかった。ありがとう明里』
「いやいや、私はアドバイス…っていうのかな。少し意見を言っただけだよ」
『それだけでも助かった。ありがとう』
「…うん、乃愛の役に立ててよかった」
『私、もう寝ないと!お休み明里。こんな時間にありがとう』
「いえいえ〜。じゃあね、お休み」
『うん、バイバイ』
プッ ツーツーツー…
乃愛の質問はそういうことか。
まあ、答えが出てよかった。このままくっつくといいなぁ…。
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