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Re: スイーツゲッター ( No.6 )
日時: 2016/06/04 17:48
名前: 瀬緒川 (ID: tcaX5Vvk)

一章六話

「明、僕はもう寝るから。宿題終わらせとけよ」
と、僕は残して部屋に戻った。
明も10時以内には必ず寝てるから、もうすぐ寝るはずだ。
僕もさっさと寝よう。明日は早く起きたい気分だ。
けど、さっきまでは考えてなかったスイーツゲッターの事をふと思い出した。
スイーツゲッターの事を調べたってなにもわからないのに、見た事もないのに、考えてしまう。
この喜びでも悲しみでもない微妙な感情は心地良くない。
「どーしたいんだろ」
頭を掻いてベットに倒れる。
僕のわからない感情は、どんどん大きくなって、ただただ疲れた。
いっそ忘れれたならと思う。けど忘れなれない。
僕自身こんなにわからない事なんて味わったことがなかった。もっと恋とかしてればこの感情もちょっとはわかるのかもしれない。
うつ伏せになった。
ベットの上でごろごろしていると、眠気は襲ってくるばかりだ。
目を10秒閉じれば寝れる自信がある。
けど、寝る気はなくむしろ起きている気満々だ。だから、彭を叩いて眠気を吹っ飛ばした。
そして僕は決心した。
「もう、この感情はわからない。絶対に、スイーツゲッターに会ってみせる!」
と、一人宣言した。
もちろん一人だから歓声もなんにも起こらない。それが虚しかった。
けど、スイーツゲッターに会ってみせる。
きっと、どうにかなる。
今日から作戦実行だ。