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- Re: 新ドラゴンクエスト【ドラゴンの血と魔女の血】 ( No.2 )
- 日時: 2016/06/26 14:03
- 名前: マクラ・支援学校 (ID: KLpo2fZJ)
第2話
【魔女の血を持つ少女】
ここは名もない小さな村。
この村には名前がない。
理由は一つ。人間達がこの村に来たとき
名前を覚えさせないためだ。
そんな村に一人、魔女の血を持つ少女がいた。
?「ねぇ、私もう10歳だよ?いつまでこの家にいなきゃいけないの?」
少女はこの10年間、1度も外に出たことがなかったのだ。
女の人「仕方ないでしょ、貴方は魔女の血を持っているのだから。貴方が死ぬまでこの家からは出る事を許されない。」
少女はその言葉を聞いたあと、怒鳴った。
?「私だって好きで魔女の血を持っているわけではないわ!」
少女は怒鳴ったあと、自分の部屋に戻る。
女の人「はぁ...。魔女のあの子に殺されるぐらいなら私達が先に殺さないと。」
少女は一人、体を震わせていた。
?「どうして私は魔女と言うだけで、この家に監禁されなきゃいけないの?」
少女が呟いたあと、大きな音が聞こえた。
少女が窓の外を見ると、家が燃えていた。
?「早く、逃げなきゃ!」
少女は1階に行き、玄関を開けようとした。
だが玄関には外から鍵がかかっていた。
?「開けてっ!ここを開けてっ!」
女の人「ダメよ!貴方に殺されるぐらいなら貴方を私達が先に殺すわ!」
?「私は貴方達を殺さない!...だからお願い、ここから出してっ!」
少女は必死に言うが、扉を開けてはくれない。
少女は座り込み、ぶつぶつと呟く。
そして壊れたかのように、呪文を唱えていく。
?「ティアム・ローズ・アクア!!」
少女が座り込んでいる場所に
とてつもなく大きな魔方陣が現れた。
その魔法を言い終えると、跡形もなく消えた。
女の人「そんなっ!」
男の人「俺達まで、巻き沿いはごめんだ!」
男の人はその場から逃げようとした。
しかし、男は立ち止まった。
そこには空中に浮いていた。
少女は男に近付きながら、言った。
?「私は何回も『出してっ!...開けてっ!』って言ったよね?なのに誰も私を助けようとはしなかった。」
少女は腕を振り上げて、言った。
?「魔女を殺そうとしたそのむくい、今ここで償いなさい!」
少女は言ったあと、村人達を殺した。