ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

第8話：あと3日


今日も楽しい一日だった。でも緊張するのはここから。


「千奈、帰ろ」

「うん」

今日も一緒に帰る。


＿＿＿帰り道。

「千奈は・・・」

「うん？」

「・・・・・・占いとか、信じる？」

「別に、そんなに信じないかなー」

「そっか」

「何で急に？」

「いやー何でもないよ、ちょっと気になって」

「空ちゃんはどうなの？」

「私は結構信じちゃうよ〜」

「へぇ」


何か今日は私、いつも以上に緊張してるのかな。
会話が続かない。

千奈も元気がない様子だった。
そういえば千奈はここ最近委員会で忙しそうだったしな。

私もこれでも病み上がりだ。これでも。


私の家に着いた。千奈と別れる。

「んじゃ千奈、また明日」

「うん、ばいばい」

千奈は自分の家へと歩いて行った。だんだんと千奈の姿が小さくなっていく。

＿＿その姿を見て、夢に出てきた救急車が脳裏をよぎる。


こんなこと考えるな。
心がそう思っても、頭の中には浮かんでくる。

千奈が轢かれた姿、赤信号を無視した車・・・。
あの夢でみたものが次々に浮かんでくる。


私は何回も決心した。絶対に千奈をあんな目に合わせないと。




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


私の＿＿＿あの日まで、あと3日。








*続く

ここまで読んでくださり、有り難うございました。



あと2話くらいで終わらせるつもりです。