コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *再恋華*(実話) ( No.19 )
- 日時: 2016/07/29 22:56
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: u5JYbeHw)
- 参照: 今は当たり前なんて思わない
第十四話『あの子の行動』
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あの集会の時の話から、何日か経った。
私の予測だけじゃわからないし、春ちゃんの様子を見る為に、なるべくは気にしないようにはしていたが——。
ここ数日で春ちゃんが壱とSNSで絡んでいたり、教室に来たりしているのを見ているとどうしても気にしてしまう私が居た。
そこで私は、ずるい手を使うことにした。
さりげなく『壱は好きな人または彼女がいるのか』を、まなに聞いてもらうことにしたのだ。
自分で聞けっていう話だが、自分ではなかなか聞けない訳で。
「私の気持ちを知られてもいいから聞いて」と、私は頼んだ。
断られる覚悟だったが、まなは快くOKしてくれたのだ。
その後にまなはすぐ壱にLINEで聞いてくれたみたいで、聞いた後にすぐ私に教えてくれた。
『彼女も好きな人もいないって!!』
まなから来たこの文章を見た時、私は思わずガッツポーズをしてしまった。
それならまだチャンスはある。
この二年越しの気持ちも、まだまだ諦めちゃいけない——。
改めて、頑張ろう。
今度は後悔をしないように。
そう思いながら壱のLINEの一言を見ると、
『俺の人生変えてくれる人募集』
こう書かれていた。
これはつまり、彼女募集中ということか——!?
私は勝手にそう解釈し、勝手にテンションが上がっていた。
しかし、同時に春ちゃんの顔が頭によぎる。
春ちゃんが本当に壱の事が好きだったなら——。
春ちゃん可愛いし、壱と付き合っちゃうかもしれない。
そう思い、春ちゃんと壱がよく絡んでいるSNSを開いた。
「……ん?」
見れば、私のページに春ちゃんから申請が来ていた。
は、春ちゃんから……だと!?
私はOKし、春ちゃんの見れなかったページも見れるようになった。
こ、これは相手の行動を探れるチャンスなのでは——……!?
「うぉっしゃああああ!!!!」
私は携帯を握りしめ、自分自身に気合を入れた。